2018年06月14日
梅雨ノ中休ミニ詠メル
雨やみて 此処を先途と かをる花 早帰りの児らの 鞄にもにて
るい詠める
<読み>
あめやみて ここをせんどと かおるはな はやがえりのこらの かばんにもにて
<意味>
あめがやんでこの時とばかりに薫る花は、早帰りの児童の鞄にも似ている。
<解説>
月曜日は酷く降ったがここ数日はぼんやりとした天気が続いている。そして、明日からはまた降ると謂う。梅雨のこの時季は、こんな塩梅だったのだろうかと記憶をまさぐっても不確かだ。もっと暑くもっと湿度が高かった様な気もするのだが。
雨が止んだ時は、街並みの匂いも変わって、不思議な感覚がする。ぼくの棲んでいるそばには川があるので、尚更だ。
第3句「花」と結句「鞄」が似た様な存在であるとこの歌は歌われているのだが、その意図は解る様で解らない。強いて謂えば、そこでその時に彼等の個性が発揮されていると謂う意なのだろうか。
学校行事としてはそろそろ1学期期末試験の時季なので、それをみこしての「早帰り」なのでろうか。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:20 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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