2018年06月21日
異國憶フテ詠メル
彼がゆく 砂塵の彼方の まぼろしは 牧羊神の 吹くが笛の音
るい詠める
<読み>
かれがゆく さじんのかなたの まぼろしは ぼくようしんの ふくがふえのね
<意味>
彼がむかう砂塵の彼方に浮かぶまぼろしは、牧羊神の吹く笛の音 [が誘うものである]。
<解説>
牧羊神、つまり上半身が人間で下半身が羊 (Sheep) のパン (Pan) の事である。ギリシア神話 (Greek Mythology) 等に登場する。
それが登場する物語やそれにちなむ作品は数多く産み出されている。学校の音楽の教材でもある『牧神の午後への前奏曲 (Prelude a l'apres-midi d'un faune)』 [作曲:クロード・ドビュッシー (Claude Debussy) 1892〜 1894年発表] はその代表的な例だ。
個人的には、モロッコ王国 (Kingdom Of Morocco) のジャジューカ (Joujouka)、即ち、そこで制作されたブライアン・ジョーンズ (Brian Jones) 唯一のソロ作品『ジャジューカ (Brian Jones Presents The Pipes Of Pan At Joujouka』 [1971年発表] を憶い出す。
何故にこんな歌がこんな時季に飛び出すかと言謂えば、梅雨で終日、自室に引きこもってばかりだから?
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:21 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/2540