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2018年08月23日

野分ヲ詠メル

20180823.jpg
晦日まへ 終わらぬ夏を 終わらせに 雨ふる夜は 機械をとめぬ

るい詠める

<読み>
みそかまえ おわらぬなつを おわらせに あめふるよるは きかいをとめぬ

<意味>
月末前に、終わりそうもないこの夏を終わらせる為に、雨が降る夜は機械を止めてしまう。

<解説>
台風19号 (Soulik)と台風20号 (Cimarron) が近海にあって、後者は今夜半から明日にかけて列島に上陸すると謂う。このふたつの台風の動き次第では、なんとなく、季節が一気に変わる様な気がする。と、謂うのもこのふたつの台風が接近する1週間前は、まるで秋口を思わせる様な凌ぎやすい気候だったからであり、接近するに従って、8月前半の酷い暑さがまたぶり返したからだ。
結句に登場する「機械」とはなんなのか。エアコン (Air‐Conditioning) にしては、早すぎる決断ではあるのだが。第4句「雨ふる夜は」を、結句「機械をとめぬ」を術部とするその主部と看做すと、途端に不穏な様相を呈してしまう。
みなさま、くれぐれもおきをつけください。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:18 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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