2019年04月25日
玄関脇観テ詠メル
或るひとの ひそり掲げし 鯉のぼり ちいさきがゆへに うかぶ稚児の笑
るい詠める
<読み>
あるひとの ひそりかかげし こいのぼり ちいさきがゆえに うかぶちごのえ
<意味>
ある人がひっそりと掲げてた鯉のぼりは、そのちいさいが故に稚児の笑顔が浮かぶ。
<解説>
今週末から10連休 (10-day Holiday)。別に待ち焦がれていた訳でも予定を組んである訳でもない。いや、これはぼく自身のこと。
その10日の為にしなければならない事、その10日に起き得るであろう事、そしてその10日があるが故に、起こるであろう事、そんな事ばかりが報道されている。
だが、そんな10日間ワン・セットの視点があるおかげでなんとなく忘れてしまうのが、5月5日 (May 5th.) はこどもの日 (Children's Day)、昔の言葉で謂えば端午の節句 (Boys' Festival)である事だ。
昔ならばその日の行事の一環としてきっと、太い竿のそのてっぺんで幾匹も泳いでいた鯉幟 (Koinobori) も、昨今の住宅事情でそうもいかない。だから、ちいさな鯉幟 (Koinobori) がその玄関先に掲げられてあるのだろう。
だからと謂って、その日の主人公までもが萎縮してしまうのだろうか。
そんな想いなのだろう。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:18 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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