2019年06月13日
水無月ノ晴レ間ニ詠メル
ひとり寝が 短か夜あけて けふのあを ゆめもあめもと 括弧にくくる
るい詠める
<読み>
ひとりねが みじかよあけて きょうのあお ゆめもあめもと かっこにくくる
<意味>
ひとり寂しく寝ていた人が短い夏の夜があけてみれば、今日の青空だ。夢も雨も一括りにする。
<解説>
まだしばらく先だろうと思っていたら一挙に梅雨入りした。それと同時に随分と降る。今週のはじめ、月曜日の事である。しかも寒い。文字通りに梅雨寒である。こんな天気がしばらく続くのであろうと腹を括ったところで、今日の晴天、ここ数日とは打って変わっての暑さである。
この歌はそう難しくはない。逐語的に解釈していけば良い。第3句の「あを」は詞書に準じて理解する事が出来よう。
悩むとしたらそこからだ。第4句「ゆめもあめも」は恐らく例示であって、それ以外のモノを想定する事が出来る。では、それはなにか。そして、それらを一切合切、一括りにくくった後に、さぁ、なにがおきるのか。もしくは、なにをしようとするのか。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:19 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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