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2019年07月04日

梅雨ノ夜ニ詠メル

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繰りごとを 宛てるひとなく つづる手紙 あけぼのまぢかも ここはまだ雨

るい詠める

<読み>
くりごとを あてるひとなく つづるふみ あけぼのまじかも ここはまだあめ

<意味>
泣き言を宛てるべき人もいないのに手紙を綴る。夜明け前だがここはまだ雨 [が降っている]。

<解説>
第3句「手紙」は語調から"ふみ"と読んでみた。今の世の中、この「手紙」は必ずしも紙に書くモノだけではないだろう。メールやSNSの類も含んで考えてもいい。
第4句「あけぼの」は、日の出前後の時間をさす語句ではあるが、暗にその天候は晴れであろうと謂うニュアンスが含まれている様にも思える。東の空が明るいのだ。しかし結句にある様に今は「まだ雨」。その語句は単に天候の事だけを指してはいないのであろう。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:26 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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