2019年07月11日
採血ヲ詠メル
ちくとします わずかに歪めし くちの端を 知らんかをして 看護師の掌
るい詠める
<読み>
ちくとします わずかにゆがめし くちのはを しらんかおして かんごしのて
<意味>
「ちくっとしますよ」(その言葉を裏付ける様に)すこし歪んでしまったくちの端をみてみぬふりをして看護師の掌 [が注射器を血管に刺す]。
<解説>
ぼくの場合は、6月になるとかかりつけの医師から言い渡される。「次回やりましょうか」と。そしてその言葉に素直に従って、区から送付された健康診断表を持参する。
それにしても、看護師の台詞はだれであっても、そしていついかなる時も一緒だ。
「[すこし] ちくっとしますよ」
採血の時、注射の時はいつもこうだ。きっとマニュアルかなにかあるのだろう。
ちなみに、ぼくの診断結果は、いくばくかの不安材料を呈示しながらも、無罪放免だった。
[しかしながら、この文章は<解説>になっていないな。単なる近況報告だ。]
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:27 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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