2019年07月18日
午前三時ニ詠メル
夜のうらで 腋のかほりに 絆さるる 肚はふをりに むな元は汗
るい詠める
<読み>
よるのうらで わきのかおりに ほださるる はらばうおりに むなもとはあせ
<意味>
夜の裏側で、[あなたの] 腋の匂いに束縛されずにはいられない [わたしは]、腹這う際には胸元には汗 [が滲んでいる]。
<解説>
ここで書くべき事はあまりない(苦笑)。
敢えて指摘すれば、初句「夜のうらで」の解釈だ。
その時間にあるべき事、その時間に過ごすべき事、それらとは自ずと違うモノがそこにある。しかも、隠されて、と解釈すべきなのだろうか。
第2句「絆さるる」は、サ行四段活用"絆す"未然形 + 自発の助動詞"る"連体形で、「るる」に接続すべき体言が省略されていると解すべき、上の様に補って訳す必要がある。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:21 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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