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2019年12月26日

師走ニ詠メル

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いくつもが おはらぬままに 年の瀬に 打ち寄せらるる あくたにも似て

るい詠める

<読み>
いくつもが おわらぬままに としのせに うちよせらるる あくたにもにて

<意味>
幾つもの案件が未解決のまま、年末を迎えるのは、浅瀬に打ち寄せられるゴミにも似ている。

<解説>
第3句「瀬」は、年末を意味する「歳の瀬」と自然界にある浅瀬の掛詞。
確かに終わらないモノばかりで、それらの殆どは未解決未処理まま、そこに放置されている。しかも、いずれはどこかで解決ないし処理されなければならないモノなのだが、その存在を知る自身の眼からみれば、厄介なモノばかりである [だからこそそのままそこにあるのだが]。
でも、実際のそれらは「あくた」の様なモノばかりではなく、重要なモノなのである [だからこそ厄介でありそこにあるがままにされているのだが]。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:20 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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