2020年02月06日
花粉散ルヤヲ詠メル
風かはる こごめる背にて 行く人の くさめきく也 はるの訪れ
るい詠める
<読み>
かぜかわる こごめるせにて いくひとの くさめきくなり はるのおとずれ
<意味>
吹く風がかわって、背を屈めて行き交う人々のなかから、くしゃみを聴くのだ。それは春の訪れ [なのだろう]。
<解説>
寒波が到来していると謂う。それはまだよい。この時季ならではの情報だ。
しかしながら、数日前は3月上旬頃の気温であったのだ。そして、もう杉花粉 (Hay Fever) の情報が飛び交い始めている。まだ2月が始まったばかりなのに。
そして、そんな気候を受けてのこの歌なのである。
初句「風かはる」は、吹いてくる風の向きや強さが変わったと謂う意味もあろうが、そのなかに杉花粉 (Hay Fever) が含まれていると解すれば良いのだろう。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:22 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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