2020年02月13日
前日ニ詠メル
とおりやんせ 智慧のあさかる こ僧ゆへ 戀の浮きはし いづこへゆくも
るい詠める
<読み>
とおりゃんせ ちえのあさかる こぞうゆえ こいのうきはし いずこへゆくも
<意味>
通りゃんせ [と声がする] 知恵があさい小僧であるから、恋の浮き橋がどこへ架かろうとも [渡ってしまうのだ]。
<解説>
初句「とおりやんせ」は、童謡の『通りゃんせ (Toryanse)』だろう。
そして第3句「こ僧」は、頓智物語での一休 (Ikkyu-san) なのかもしれない。その逸話の最も有名なモノのひとつである『このはしわたるべからず (Don't walk across this bridge)』を想起させる。
と、なると、初句「とおりやんせ」は、ここを通さない、もしくは、ここを渡ってはいけない、の意に解すべきなのだろうか。そして、『このはしわたるべからず (Don't walk across this bridge)』の逸話を前提にすれば「こ僧」は、そんな声にも関わらずに渡ってしまうのだ。
蛇足 (Superfluity) をもって綴れば、詞書にある様に、明日はバレンタインデー (Valentine's Day) である。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:28 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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