2020年05月21日
一休ミシテ詠メル
誰れも彼れも きのふもけふも 一里塚 まよひ惑ふて 逝くのはおなじ
るい詠める
<読み>
だれもかれも きのうもきょうも いちりづか まよいまどうて いくのはおなじ
<意味>
誰にとっても [その日ばかりではなく] 昨日も今日も [冥土への旅の] 一里塚である。迷いながら惑いながらも死ぬのは同じだ。
<解説>
単純に、一休宗純 (Ikkyu) の「 門松は冥土の旅の一里塚 (The kadomatsu decoration of the New Year, It is a milestone for the journey to the world of after life. It is a happy occasion, but also an unhappy occasion.)」の本歌取りである。よって、それを念頭に<意味>では語句を補足してみた。
だけれども、それよりも遥かに無常感に満ちている。逆に謂えば、一休宗純 (Ikkyu) の本意を必ずしも汲みしていないのではないか、とも謂える。
が、それはともかく。いまこの時季にこの歌 [一休宗純 (Ikkyu) の歌の方である] が必要や否やを考えてみた方が良いのであろうか?
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:22 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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