2020年11月12日
喧嘩シテ詠メル
わりて皿 くちもきかぬと いいきかす 悪態ならべて 覚醒むればはれ
るい詠める
<読み>
わりてさら くちもきかぬと いいきかす あくたいならべて めざむればはれ
<意味>
皿をわってもうはなしもしないといいきかして、悪態を並べて [一夜明けて] 眼が覚醒めると快晴である。
<解説>
当人に暴力をくわえるわけにもいかない、もしくは出来ないから、物にあたる。そして、罵詈雑言を並べ立てる [その際には恐らく一方の当事者はいない]。そうして、這々の体となって疲労困憊で眠る [その際には、怒りを向けるその相手よりも、怒っている事それ自体が、その対象となっている]。そして、翌朝。さて、この喧嘩はどうなるのであろうか。発散されるがままとなっていた、その感情はどの様な状態となっているのであろうか。
ちなみに、ぼく自身はここで謂う喧嘩の当事者ではありません。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:16 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/3057