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2020年11月19日

シコリヲ詠メル

20201119.jpg
そのひとを はすに捉へて 逃ぐこころ わだかまるとは 癒ゑぬゆへ

るい詠める

<読み>
そのひとを はすにとらえて にぐこころ わだかまるとは いえぬゆえ

<意味>
その人を斜め向こうに見出して逃げる気持ちがある。わだかまりから癒えていないとは謂えないから。

<解説>
結句「癒ゑ」は、ヤ行下二段活用動詞"癒ゆ"未然形 [その直下にある「ぬ」は、打消の助動詞"ず"連体形である故に、未然形に接続するので] の筈だが、ここではワ行としてある。誤字なのだろうか、それとも、なんらかの意図があるからだろうか。
そして、その「癒ゑ」は、"癒ゆ"と"謂ふ"の掛詞の様にもみえる [ので、<意味>の様に解釈してみた]。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:14 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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