2021年01月14日
雪舞フニ 詠メル
ふゆ去らむ 契りぬときも とうにすぎ また訪ふた たれもゐぬ街
るい詠める
<読み>
ふゆさらむ ちぎりぬときも とうにすぎ またおとなうた だれもいぬまち
<意味>
冬も去るのだろう、約束の時間もとっくにすぐて、再訪した誰もいない街に。
<解説>
初句「ふゆ去らむ」は、名詞"冬" + ラ行四段動詞"去る"未然形 + 推量の助動詞"む"終止形である。か解釈上、悩むのは助動詞"む"である。幾つかの異なる意味がある。<意味>では推量の意で解釈してみたが、「冬」を擬人化して、意思の意味で解釈する事も決して不可能ではない。歌全体をどう理解するかで、異なるだろう。
第3句「契りぬ」はもしかしたら、肉体関係に関する事なのかもしれない。そうだとすると、歌の解釈も随分と変わるだろう。
今週火曜日は積雪こそなかったが初雪 (The First Snow Of The Season) となった。例年よりもだいぶ遅い。そして、それとはうってかわって、昨日は久しぶりに暖かい日となった。果たして、このまま春となるのであろうか。だとしても、それに期待出来るモノはあまりに少ない様な気がするのは、先週末の寒さばかりのせいではないだろう。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:24 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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