2021年01月28日
睦月晦日ヲ詠メル
地のそこと まぐおふふたりの のぞむ夢 のぼる陽しらぬ その街がもと
るい詠める
<読み>
ちのそこと まぐあうふたりの のぞむゆめ のぼるひしらぬ そのまちがもと
<意味>
地の底と [その場所を認識して] 媾うふたりが望んでいる夢 [とはなんだろうか] 昇る朝陽を知らないその街のその場所で。
<解説>
初句「地のそこ」とは、位置的なモノを指し示すと謂うよりは、「ふたり」の経済的な事情や生活環境等を指し示しているのだろう。
第2句「まぐおう」は、本来ならばハ行四段動詞「まぐあふ」連体形である筈で"まぐあふ"と表記すべきである。
第3句「のぞむ」は、"望む"もしくは"臨む"であろうし、さもなければそのふたつの語句の掛詞である可能性がある。だが、いずれにしても、なんらかの語句を補って解釈しなければ、歌の趣旨が成立しない様に思え、ここでは<意味>の様な解釈をしてみた。仮に、語句を補わない解釈w試みるのならば、下句は上句の謂い換えでしかない様に思える。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:23 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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