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2021年02月04日

春一番ニ詠メル

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陽だまりに つまらぬ風と ふきだまる たれもゐぬ街 産まれいづゆめ

るい詠める

<読み>
ひだまりに つまらぬかぜと ふきだまる だれもいぬまち うまれいずるゆめ

<意味>
陽だまりに、つまらない風と一緒に吹き溜まる、[ここは] 誰もいない街、[そこに] 誕生する夢がある。

<解説>
第2句「つまらぬ風」をどう解釈すべきか。特に、各助詞"と"の解釈である。<意味>では、ウィズ (With) の意味で解釈してみたが、アズ (As) の可能性がない訳ではない。その場合は、"風となって"と訳せる。また、"つまらぬ"が"風"を修飾する語句とはみずに、そのまま謂いさした語句 [解釈城は、"つまらない、風と〜"とでもなるのだろう] の可能性もあるだろうし、さらには第3句以降へとかかる可能性がない訳でもない。
昨日は立春 (Lichun)。そして今日は春一番 (The First Strong Wind Of Spring)。なにもかもが停滞している様に思えるその最中に、つぎへと続く勃興が期待出来る時でもある。

(この項:たい)

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