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2021年04月15日

物語リヲ詠メル

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玩らうの 供もつと吾がみを そのひとの 呈せむばかりに ゐだかば幕

るい詠める

<読み>
がんろうの くもつとわがみを そのひとの ていせむばかりに いだかばまく

<意味>
玩弄の供物と我が身をその人に差し出そうとする様に [その人を] 抱いたところで幕引きとなる。

<解説>
いいところで ... と解すべきか、それとも、遂にとうとう ... と解すべきかは、主題となっている物語の内実を知らされてないが故に、どうとでもとれる。
ただ、この歌の余韻 [と謂うモノがあればだが] から想像するに、本来ならばそこで終幕を迎えるべき物語ではないのだろう [実人生ならば当然の事ではある、そこからこそ語るべき物語があるのだと、野暮な事は謂わない]。
第4句「呈せむ」は、サ行下二段活用動詞"呈す"未然形 + 意思の助動詞"む"連体形である。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:20 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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