2021年04月29日
映画観テ詠メル
たれそ来る 沙にまみれて 閨やにふたり ゆんでにぎられ 誘はるるきみ
るい詠める
<読み>
だれぞくる すなにまみれて ねやにふたり ゆんでにぎられ いざなわるるきみ
<意味>
誰かがやってくる、砂にまみれて寝ているふたりの許へと。 [そしてその人物に] 左掌を握られて [どこかへと] 誘い出されるあなた [がいる]。
<解説>
なんとなく想いあたるのは、映画『砂丘 (Zabriskie Point)』 [ミケランジェロ・アントニオーニ (Michelangelo Antonioni) 監督作品 1970年制作] であるが、果たしてそうなのだろうか。ピンク・フロイド (Pink Floyd) が、ジェリー・ガルシア (Jerry Garcia) と共に音楽を担当している。余談ながらその映画の、想い出したシーンをヒプノシス (Hipgnosis) 的に解釈すると、前者のアルバム『鬱 (A Momentary Lapse Of Reason)』 [1986年発表]、そのジャケット・デザインになる様な気がする。
結句「誘はるるきみ」は、ハ行四段動詞"誘ふ"未然形 + 受け身の助動詞"る"連体形 + 名詞"きみ"である。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:15 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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