2021年05月20日
ヤリ場ナキヲ詠メル
けさの事 こころもつれて 皿をかく すてしかけらに おもひはありし
るい詠める
<読み>
けさのこと こころもつれて さらをかく すてしかけらに おもいはありし
<意味>
今朝の事である。感情がもつれて皿が欠けてしまう。捨てた破片に [こそ] 想うものがある。
<解説>
よくある事である。
皿がかけてしまったのは、手許がくるったせいではない。そうなる原因がある。その理由も原因も解っている。そして、それにふんぎりをつける為に、その後処理 [つまり捨てると謂う事] はとうに終わっている。だけれども割り切れない。納得がいかない。そんなもやもやとした感情が燻り続けているのだ。
と、さも解った様に平然とした解釈を試みたが、結句「おもひ」に、最適の語句も浮かばないし、それを説明しようにも、上手く言葉として謂い顕せないのだ。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:16 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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