2021年06月17日
梅雨空ニ詠メル
にわかあめ おもわぬひととに 遭ふたをり たれもしらざる その後のこと
るい詠める
<読み>
にわかあめ 思わぬひととに おうたおり だれもしらざる そののちのこと
<意味>
俄雨にあって [雨宿りした際にそこで] 思いも寄らない人と遭った際には、誰も分からなかったのだろう、その後に起こるであろう事を。
<解説>
昨日の早朝 [と謂ってもこれはぼくにとってのモノである。世間一般は別の時間感覚かと思われる] 落雷と同時に突然、激しく振り出したのである。その音で眼が覚醒めた。
その際、外出していた人々の行動や思考はどの様なモノであったのだろうか。その豪雨は、しばらくすると小康状態を迎え、そのまま重い雲が立ち込める空へと変わっていったのだが。
その落雷と豪雨に遭遇する / しないは、ほんの一瞬の差でもあるのだろう。そして、そこからある物語が紡ぎ出されるのだ。
それは平凡、と謂うよりは極めて陳腐なモノなのかもしれないが、当事者にとっては如何許りのモノであろうか。
この歌には、掲載されている写真と明らかに時差がある。撮影した際を起点とはしているモノの、歌の主題はあくまでも、それ以降の事である。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:20 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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