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2021年08月05日
夏ノ戀ニ詠メル
ゑん雷に 濡るるくろ髪 かきわけて 這ふその舌の うへに聴くゐき
るい詠める
<読み>
えんらいに ぬるるくろかみ かきわけて はうそのしたの うえにきくいき
<意味>
遠雷が鳴っているなか、濡れた黒髪をかきわけて這っているその舌の上に聴こえる [あなたの] 吐息。
<解説>
夕立で濡れているのか、それとも浴後の光景なのだろうか。
そして、初句「ゑん雷」は実際の叙景、その音響なのだろうか、それとも結句「ゐき」の比喩なのだろうか。
考えるべき点は、その2点であると思われる。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:18 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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