2022年04月07日
夢デミタモノヲ詠メル
映しやきの かたこと云ふて いろは褪す ぎやつ光のなか おと女らのゆく
るい詠める
<読み>
えいしゃきの かとこというて いろはあす ぎゃっこうのなか おとめらのゆく
<意味>
映写機からのかたことたてる音を浴びて [その映し出す映像は] 退色している。 [その映像では] 逆光を浴びながら、少女達が行く [もしくは"逝く"]。
<解説>
上句と下句の関係が解らない。<意味>では、初句「映しやき」が投影する映像の描写が、下句としてみたが、必ずしもそれが唯一ではない。
詞書を前提とすれば、論理的な結実は放棄されていると謂っても良い。
結句「ゆく」にも、<意味>で示した様に、少なくとも2通りの解釈があり得るのだ。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:24 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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