2022年06月09日
梅雨ニ詠メル
ゆう暮れて 濁るるいろに ざあと降る あしもとぬふて かけゆくしろは
るい詠める
<読み>
ゆうぐれて にごるるいろに ざあとふる あしもとぬうて かけゆくしろは
<意味>
夕暮れになって、濁った色 [の空] に、ざあっと降る。足許を縫って、駆け抜けていく白いものは [どこへいくのだろう]。
<解説>
梅雨 (East Asian Rainy Season In Japan) である。今週になって陽の目をみない。だからと謂って終日、降り注いでると謂う訳でもない。ずっと曇り空なのである。そして不意に、降り始める。
そんな日々の夕刻の叙景。結句「しろの」とは、犬 (Dog) や猫 (Cat) であろうか。それとも魑魅 (Chimi) 魍魎 (Moryo) の類い、妖怪べとべとさん (Betobeto-san) や妖怪びしゃがつく (Skulk)、その親族なのであろうか。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:24 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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