2022年06月23日
えすえふヲ詠メル
さいはての ときのはつるる その地にて きみが遺せし その痕をみむ
るい詠める
<読み>
さいはての ときのはつるる そのちにて きみがのこせし そのあとをみむ
<意味>
最果ての時間が果てるその土地で、あなたが遺したその痕跡をみるだろう。
最果ての時間が果てるその土地で、あなたが遺したその痕跡をみてみたい。
<解説>
第2句「はつるる」は、タ行下二段活用動詞"果つ"連体形である。
結句「みむ」はマ行上一段活用動詞"見る"未然形 + 助動詞"む"終止形である。意味は、推量並びに意思があり、この歌の場合は、どちらでも成立しそうだ [だから、<意味>にはふたつの解釈を記してある]。どちらが相応しいだろうかと考えるよりも、それぞれの解釈の成立するであろう叙景を考えて、愉しむべきであろう。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:20 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/3412