2022年06月30日
映画ヲ詠メル
しやく熱の 戀と紅蓮と そのはざま 何処もいづこ 吾がみもとうず
るい詠める
<読み>
しゃくねつの こいとぐれんと そのはざま いずこもいずこ わがみもとうず
<意味>
灼熱の恋と紅蓮の炎のその狭間 [にいる。] どちらもどちら、わたしも自身を投ずるのだ
<解説>
初句「しやく熱」は、第2句「戀」の形容である様に、同じく第2句「紅蓮」は現実にある火炎もしくは火事を形容しているのであろう。つまり、ふたつの炎がここにある。
第4句「何処もいずこ」は、本来ならば"何処も彼処も"となるべき成句である。その成句は、"至る所"と謂う意味である。そうしないのは何故か [猶、その成句に準拠するのならば、<読み>は"どこもいずこも"とすべきなのだが、そうしなかったのは7文字に揃えてみただけである]。
連日、猛暑酷暑が続いている。そんなときにこそ燃え上がる情熱と解する事も出来る。
(この項:たい)
posted =oyo= : 18:17 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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