conceived and constructed by たいとしはる tai toshiharu
« Haiku : Five Verses In Seven Days, the 514th. week | メイン | Guaranteed »

2022年07月21日

映画ヲ詠メル

20220721.jpg
ゑん罪で ゐたくも居られぬ この屋から 遥るかとほくに 敲く扉ほしい

るい詠める

<読み>
えんざいで いたくもいられぬ このやから はるかとおくに たたくとほしい

<意味>
冤罪の結果、居宅ても居られぬこの家から、遥か遠くに [助けを求めて] 敲く扉が欲しい。

<解説>
初句「ゑん罪」は、<意味>では冤罪 (Miscarriage Of justice) としたが、艶罪と読めなくもない。無実の罪 (False Charge) と、情事の罪 (Sin By Affair)、果たしてどちらだろう。
ただ、どちらにしても今居る其処は針の筵 (Bed Of Thorns) なのであり、現状を救済してくれる他処を望んでいるのだ。それは物理的に遠方であると同時に、心理的にも遠方、すなわち「ゑん罪」が喚起する醜聞 (Scandal) の類いの聴こえぬところ、と謂う意味も含まれているのであろう。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:23 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/3428

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)