2023年03月30日
春嵐ニ詠メル
ざあとふる 夜のしじまに いな光 吾の悶ゑを うちけすやうに
るい詠める
<読み>
ざあとふる よるのしじまに いなびかり われのもだえを うちけすように
<意味>
ざっと降り出す。夜の静寂に稲光 [がはしる]。わたしの悶えを否定する様に。
<解説>
昨夜の事である。窓をうつ音が聴こえ、降り出したんだなぁとおもったら、雨足はさらにはやくなる。そして、落雷 (Thunderbolt) の音がする。ぼくの棲む近隣には幾つかの高層建築 (Tower Block) があり、そのせいか、他処よりもその確率は多い様におもう。
と、謂う様な叙景とは別に、作者は煩悶している。その理由はさだかではない [そして知りたくもない] が、落雷 (Thunderbolt) はそれを拒否し、嘲笑うかの様でもある。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:28 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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