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2023年07月20日

孤閨ニ詠メル

20230720.jpg
みじか夜に しらじらながめ しくはく布 いつまで待つや を咽のをりを

るい詠める

<読み>
みじかよに しらじらながめ しくはくふ いつまでまつや おえつのおりを

<意味>
夏の短い夜にしらじらと眺めながら白布を敷く。いつまで待つのだろうか、嗚咽する時を。

<解説>
結句「を咽のをり」とは閨時にあげるあの声の事だろう。そして第3句「しくはく布」とは、寝具の用意をする、すなわちベッド・メイク (Make A Bed) の事であろう。
第4句「いつまで待つや」とはあるが、第2句「しらじら」と謂う形容があるから、歌の主人公にはその疑問が無意味であろうと予感している。
何故ならば、初句「みじか夜」であるのだから。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:23 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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