2024年01月04日
映画ヲ詠メル
くちの端に 滲むしろきは こほり菓子 ゆるさぬ戀の 灯びきゑて
るい詠める
<読み>
くちのはに にじむしろきは こおりがし ゆるさぬこいの ともしびきえて
<意味>
口端に滲んでいる白いモノは氷菓子である。許されない戀の灯火が消えた [その後の]。
<解説>
第2句「しろき」は形容詞 "白し" ク活用連体形、その語句を受ける体言が省略されている。
その語句を含む上句全体は、ある人物が喰しているモノの説明であるが、それと同時に、他のモノの類推であろうと解釈出来る [と謂いながら、ここでは具体的に解説はしない]。
歌の主題そのものは、不倫もしくはその終焉であろう。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:29 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/3751