2024年05月23日
映画ヲ詠メル
あん月に しとねの濡れて とばりかな かをるかぜさへ つゆよぶごとく
るい詠める
<読み>
あんげつに しとねのぬれて とばりかな かおるかぜさえ つゆよぶごとく
<意味>
新月[の夜] に [その向こうで] 寝具がぬれているたれぎぬなのだなあ。薫る風までもが梅雨を呼んでいる様だ。
<解説>
初句「あん月」は新月 (New Moon) の意味。第4句「かをるかぜさへ」は 風薫る (Cool Light Breeze In Early Summe) と解すればそれは、初夏を意味する。そこでの「さへ」は添加を顕す副助詞である。
結句にある「つゆ」は 梅雨 (East Asian Rainy Season) で第4句「かをるかぜ」と呼応して季節の推移を顕しているのであろうが、第2句「しとねの濡れて」と呼応させると別の意味がある様にもみえる。つまりは掛詞か?
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:27 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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