conceived and constructed by たいとしはる tai toshiharu
« Haiku : Five Verses In Seven Days, the 649th. week | メイン | Along Comes Mary »

2024年05月23日

映画ヲ詠メル

20240523.jpg
あん月に しとねの濡れて とばりかな かをるかぜさへ つゆよぶごとく

るい詠める

<読み>
あんげつに しとねのぬれて とばりかな かおるかぜさえ つゆよぶごとく

<意味>
新月[の夜] に [その向こうで] 寝具がぬれているたれぎぬなのだなあ。薫る風までもが梅雨を呼んでいる様だ。

<解説>
初句「あん月」は新月 (New Moon) の意味。第4句「かをるかぜさへ」は 風薫る (Cool Light Breeze In Early Summe) と解すればそれは、初夏を意味する。そこでの「さへ」は添加を顕す副助詞である。
結句にある「つゆ」は 梅雨 (East Asian Rainy Season) で第4句「かをるかぜ」と呼応して季節の推移を顕しているのであろうが、第2句「しとねの濡れて」と呼応させると別の意味がある様にもみえる。つまりは掛詞か?

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:27 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/3835

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)