2024年07月04日
酒席デ詠メル
けふのきやく 去年のなつには 逝くものを 盆くるまへに なすべきありと
るい詠める
<読み>
きょうのきゃく こぞのなつには いくものを ぼんくるまえに なすべきありと
<意味>
今日の客が、去年の夏には死んでいるのだが、 [今年の] 盆が来る前にやることがある、と [謂う]。
<解説>
酒肴を供する様な店舗での会話。
馴染なのか、一見なのか、それは解らない。解らない上に、その客と相対している人物 [恐らく店舗の従業員もしくはその店主] との関係性次第には、如何様な会話にもなり得るモノだろう。
半ば冗談めかしての会話なのか、それとも近々にその発言主に生命に係る様な事態 [例えば手術等] が待ち受けているのか、それとも、この人物は既に故人なのか。
その一方で結句「なすべきありと」のその内容もしくは実際も気に掛かるところではある。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:16 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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