2024年08月15日
映画ヲ詠メル
ひらてうち かけをりたるも うしろ髪 みをすくめてや くらいをどり場
るい詠める
<読み>
ひらてうち かけおりたるも うしろがみ みをすくめてや くらいおどりば
<意味>
平手打ち [のその直後、階段を] 駆け降りて仕舞ったけれども後ろ髪をひかれる。身をすくめているのだろうか、暗い踊り場で。
<解説>
初句「ひらてうち」を行ったのはどちらだろうか。第2句以降でその挙動が語られる人物なのだろうか、それとも、その人物に対してある人物が為した行為なのだろうか。2通り考えられる。だが、第3句「うしろ髪」に着目すれば、後者の場合である可能性は低くなる。
瞬発的な行動、激昂した感情の発露が、初句「ひらてうち」にあるのだとしたら、その行為とその結果への反省? の様な感情が下句以降の行為をその人物に促していると思われる。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:19 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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