« Haiku : Five Verses In Seven Days, the 686th. week |
メイン
| Madeline Smith in "The Vampire Lovers" »
2025年02月06日
映画ヲ詠メル
どたん場で 身をもちてしる あさはかさ そをぢつとみる 幼なこひとり
るい詠める
<読み>
どたんばで みをもちてしる あさはかさ そをじっとみる おさなごひとり
<意味>
土壇場で、我が身をもって知る自身のあさはかさ [である。] それをじっとみている幼児がひとり [いる]。
<解説>
例によって歌われている光景、もしくはそこに至る過程が解らない。
解らないなりに綴れば、本来は、自身の真価を発揮すべき場所乃至状況 [それが初句「どたん場で」なのだろう] に於いて大失態をみせてしまった、のだろう。そして、それを取り繕うにも、また、取り繕う事が出来たとしても、その一部始終を 結句「おさなご」がみてしまったのだ。
歌の主人公の心境はいかばかりのものだろうか、と謂うところに考えが及んでしまう事よりも、それをも目撃してしまった幼児に、なにが遺ったのだろうか、と謂う事の方を考えた方が良いのだろう。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:29 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rtm.gr.jp/mt/mt-tb.cgi/3987