2025年02月13日
映画ヲ詠メル
なか庭に あふれかへるや せふびやう兵 そをかけぬけて をさな児はゑみ
るい詠める
<読み>
なかにわに あふれかえるや しょうびょうへい そをかけぬけて おさなごはえみ
<意味>
中庭に溢れかえっている傷病兵、その彼等のあいだを駆け抜けて幼児の笑顔 [がある]。
<解説>
最前線なのだろうか。徴用された家屋の庭が傷病兵の収容所となっている。その彼等の間を、おそらくその家屋の住人の子息乃至息女なのだろう、幼児がはしりまわっているのだ。
実際の戦場でその様な光景を拝めるかどうかは解らない。
無邪気と看做す事は可能だ。
ここで個人的な体験を述べると、幼児期に繁華街の一角に傷病兵の姿をみた記憶がある。その時の僕の感情からそんな行為をしようとは思わない。
だから逆に、そこから平時での彼乃至彼女の生活や周囲の対応が慮れるのだ。
(この項:たい)
posted =oyo= : 17:26 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)
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