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2025年02月20日

映画ヲ詠メル

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るけい地で めざめてみれば けふときのう いくひやく年と ながるるとしつき

るい詠める

<読み>
るけいちで めざめてみれば きょうときのう いくひゃくねんと ながるるとしつき

<意味>
流刑地で覚醒してみれ今日と昨日で幾百年と流れている年月である。

<解説>
恐らくこの歌はSF的な光景なのだろう。
歌の主人公が、コールドスリープ (Suspended Animation) に入っていたその結果なのだ。しかもその人物が数百年も冬眠 (Hibernation) している間に、その場所が流刑地と変わり果てたのだ。
さもなくば、コールドスリープ (Suspended Animation)で冬眠 (Hibernation) 中に、その人物が搭乗していた宇宙船 (Spaceship) 等が流刑地として利用されている惑星へと漂着したのであろう。
猶、第4句「いくひゃく年」は、"幾百年" とも "行く百年" とも "逝く百年" とも解せられる掛詞と、看做す事も可能だ。 "幾百年" とすれば経過した時間であり、"行く百年" とすれば [宇宙船 (Spaceship) 等で] 航行している時間であり、"逝く百年" とすれば、その間で死にゆく数々の肉親、友人、知人への想いめいたモノが想起される。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:27 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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