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2025年04月17日

映画ヲ詠メル

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われもさう はるかにのぞむ 銀れいの ゆめみて吠ゆる さるはちか牢

るい詠める

<読み>
われもそう はるかにのぞむ ぎんれいの ゆめみてほゆる さるはちかろう

<意味>
わたしもおなじだ。 [故郷で] 遥かにみえる銀嶺の夢をみて吠えている猿は地下牢にいる。

<解説>
生物を飼育する場としては悪環境であろうその場、恐らく檻の中にいるであろう1匹の猿をみて、自身と同化して詠んだ歌である。
第2句「のぞむ」は "目の前にする" と謂う意味での "臨む" と、その光景に "憧れている" と謂う意味での "望む" の掛詞と看做す事が出来る。

(この項:たい)

posted =oyo= : 17:28 | comment (0) | trackBack (0) | るいの歌集(仮)

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