ヤマタケ・ハードボイルド

ヤマタケフォーエバーに引き続き追悼第2弾として秘蔵未発表音源集「ヤマタケ・ハードボイルド」がリリースされました

ヤマタケ・ハードボイルド“ハードボイルド!?”の申し訳は、70年代初頭の東映作品、やくざ映画3作、テレビドラマ1作からなるレアで渋目の劇伴集だからでありまして…5年程前に東映さんから発掘出来たヤマタケ映画音楽らのテープは、そのあまりの渋さ?とボリュームに、当時のテレビサントラ集に混成するのが躊躇われ、ヤマタケ本「ヤマタケデラックス」にかけて「ヤマタケブラックス」としていつかインディーズ系でリリース出来ればいいね、などと企画には上がっていたのですが、本人旅立ちの後、追悼盤第2弾としてここにっ、山下透念願!?の発売と相成りましたのです。

数々の復刻盤をお耳にして頂いておりますが当作品群は“透的父の音楽に対する恥ずかしさ”が過去最小、つまり過去最高のヤマタケのカッコ良さ、を自負出来るセッションの数々だと思うのです!
70年代に入ってからのセッションですから最もジャズブラック?だった時期よりは円熟期になりますが、それこそハードボイルドなスタジオミュージシャン達と絶頂期の伊集さん(御存知スキャットの女王)とヤマタケ哀愁系夜メロが奏でる数々の1発録りセッションは、やくざモノテーマの渋さと映画音楽録音の緊張感と共に(映画音楽としては初のCD化ですね)、刑事物語から始まったヤマタケ節の大成としても、ファンの方々にも、お初に聞かれる方にも、ナンジャコレカッコイイ!? と言ってお楽しみ頂ける事を信じての発売でございます。
(お買い上げになりますとインナーにもう少し長めのライナーノーツも書かせて頂いてます。)

プロデュース・山下 透
監修・濱田 高志
Victor(VICL-62032)
2006.9.21
¥2,500(tax in)