P-ヴァインから発売された『山下毅雄を斬る』で、快刀乱麻を絶つが如く、ヤマタケ・ミュージックを斬り捲っていた大友良英の最新作のひとつ『Cathode』がジョン・ゾーンがN.Y.で主宰するTZADIKレーベルより発売された。
山下透はレコーディングに参加。「Cathode#1」で口笛を担当している。
ちなみに、ジョン・ゾーンはN.Y.出身の作曲家/アルト・サックス奏者で、現代音楽からジャズ、ロック、ハードコア・パンク等、様々なシーンで活躍。その共演者も、坂本龍一から太田裕美、クロノス・カルテットからEYE(ボアダムズ)までと幅広い。
ヤマタケ・マニアにはJ.L.ゴダールの映像手法を音楽に適用したアルバム、その名も『ゴダール』や、E.モリコーネに捧げたアルバム等が興味深いかも?
また、数多くのインディ系の映画音楽も手懸けており、それらはTZADIKレーベルの“フィルム・ミュージック”シリーズで発表されている。
また、TZADIKレーベルは“ニュージャパン”シリーズと銘打って、日本の最先鋭の音楽家の作品を発表している。
(たいとしはる)
TZADIK(TZ7051)
1999.10.19
¥1,860(tax in)