2014年12月21日
"BIRDY" Music from the Film by peter gabriel
この作品の主題である映画『バーディ (Birdy)』 [アラン・パーカー (Alan Parker) 監督作品 1984年制作]は未見。
純粋にピーター・ガブリエル (Peter Gabriel) の新作アルバムとして出逢い、そのままずっと、このままのつきあいだ。
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2014年11月16日
『ラジオのように (comme a la radio)』 by ブリジット・フォンティーヌ (BRIGITTE FONTAINE)
キーワードとしてあるのは「世界は寒い (Il fait froid dans le monde)」、たったこれだけだ。
[以下、引用する歌詞はこちらから。その翻訳はぼくが所有しているCDに掲載されている沢ちよこ (Chiyoko Sawa) の訳から転載した。]
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2014年10月19日
『ポーキュパイン [やまあらし] (PORCUPINE)』 by エコー & ザ・バニーメン (ECHO & THE BUNNYMEN)
彼らには、ユー・ツー (U2) になれなかったバンド、と謂う認識がある。
だが、ただ単純に謂ってしまえば語弊があるのは事実だ。ユー・ツー (U2) を目指し、ユー・ツー (U2) になれなかったバンドはごまんとあるのだし、しかもそれは過去の出来事ぢゃあなくて現在進行形 (Present Continuous) だ。
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2014年09月21日
"TERENCE TRENT D'ARBY'S NEITHER FISH NOR FLESH A SOUNDTRACK OF LOVE, FAITH, HOPE & DESTRUCTION" by TERENCE TRENT D'ARBY
ブライアン・ウィルソン (Brian Wilson) やケイト・ブッシュ (Kate Bush)、アンディ・パートリッヂ (Andy Partridge) やプリンス (Prince)、そしてもしかしてシド・バレット (Syd Barrett)。
彼らに連なる系譜のなかに、この拙稿の主人公であるテレンス・トレント・ダービー (Terence Trent D'Arby) を加えたいと謂ったら、納得してくれるだろうか。
つまり、ぼくは音楽における魔術に魅せられたばかりか、それを産み出す工房、すなわちレコーディング・スタジオ (Recording Studio) のマジック (Magick) に囚われてしまったヒトビトの系譜のなかに、彼を置いてみたいと想うのだ。
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2014年08月16日
“ALIEN SOUNDTRACKS” by CHROME
映画『エイリアン (Alien)』 [リドリー・スコット (Ridley Scott) 監督作品 1979年発表] のサウンド・トラック盤『エイリアン (Complete Original Motion Picture Soundtrack Alien)』 [音楽:ジェリー・ゴールドスミス (Jerry Goldsmith) 1979年発表] ではない。
その中で流れる音楽のカヴァー・アルバムでもない。個人的にはそんなコンセプトの作品はあってもいいと想う。
ことばに翻訳すれば"異形の映画音楽"とでもなるのだろう。
1977年の作品、バンドにとっては第2作である。
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2014年07月20日
『ワン・オブ・ア・カインド (ONE OF A KIND)』 by ブラフォード (BRUFORD)
以前、こちらで書いたユー・ケイ (U. K.) と謂うバンドの、続編のひとつ、ではない。
そのバンドは、当時のビル・ブルーフォード (Bill Bruford) が関わった、いくつものセッション・ワーク (Session Works) と同様に、大きな括弧の中に括ってしまった方が、良いと想う。
つまり、彼の初のソロ名義の作品『フィールズ・グッド・トゥ・ミー (Feels Good To Me)』 [1978年発表] の、素直な発展の系譜にこの作品『ワン・オブ・ア・カインド (One Of A Kind)』 [1979年発表] を置けばいいのだ。
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2014年06月15日
“ZINGALAMADUNI” by ARRESTED DEVELOPMENT
建前上の、音楽ジャンルとしての分類に従えば、黒人音楽 (African-American Music) のヒップホップ (Hip Hop)でありラップ・ミュージック (Rap Music) であると謂う位置づけにはなるのだろう。
だけれども、ぼくの中ではそおゆう場所に、彼らの居場所はないのだ。
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2014年05月18日
『2ND ALBUM』 by 頭脳警察
発せられたことばは単純だ。
誤解も曲解も、その可能性は殆どない。
だからと謂って、そのことばがまっすぐにこちらに飛び込んで来るかと問えば、必ずしもそうだとは断言出来ない。
そのことばを乗せて奏でられる筈の、メロディやリズムやビートと、激しくぶつかりあっているからだ。
その音楽は、ぼく達の耳に届くその前に、激しい軋轢と衝突を、自身のなかで、起こしてしまっているのだ。
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2014年04月20日
“SOLID STATE SURVIVOR” by YELLOW MAGIC ORCHESTRA
アルバム・ジャケットから窺い知る事は、ここにあるのは似非や騙りや剽窃や偽物や擬きやエピゴーネン (Epigonen) やシュミラクラ (Simulacra) であって、真実や真相は一切、その正体を顕していないのだ。
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2014年03月16日
『カレッジ・ツアー (College Tour)』 by パティー・ウォータース (PATTY WATERS)
例えば仮に、『無人島レコード (Desert Island Discs)』を10枚選べと、ぼくが謂われたとしたら残念ながら、この作品は決して選ばれない。だけれども、選ぶべき盤の枚数を100枚に拡大してもらえるとしたら、その選択の過程で2, 3枚は選ばれてしまうのに違いない。
つまり、一度、選択肢のうちのひとつとして挙げた事を忘れ去ってしまって、何度もその候補に挙げてしまう、と謂う訳だ。
変な喩え話だけれども。
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2014年02月16日
“Smile!! It’s not the end of the world” by VIBRASTONE
ビブラストーン (Vibrastone) とは、近田春夫 (Chikada Haruo) ともう一人のラッパー、ドクター・トミー (Dr. Tommy) を中心として、音楽的な側面に関してはオト (Oto) が全面にイニシアティヴを握った、総勢12人による人力ラップ・グループ。
大雑把に説明しようとすれば、こんな言辞となるだろう。
個人的にはリアル・タイムな体験もあるせいだろう、近田春夫 (Chikada Haruo) のこれまでの活動の中で、最もダイナミズムに溢れたモノと思っている。
1987年から1996年の間、活動し、全4作品のアルバムを発表している。
今回取り上げるのは、その第2作。1993年に発表された。
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2014年01月19日
『Music For Silent Movies』 by 上野耕路 (Koji Ueno)
無声映画 (Silent Film) の、そこには存在しない筈のサウンドトラックを制作する試み、その作品集である。
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2013年12月15日
"T-REX GREAT HITS 1972 - 1977 : THE A-SIDES AND THE B-SIDES" by T-REX
冒頭5曲でやられてしまう。そして、これで充分ではないか、と想ってしまう。
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2013年11月17日
『彩 [エイジャ] (AJA)』 by スティーリー・ダン (Steely Dan)
これまでに、何度も何度も聴いた事だろう。そして、恐らく、何度も何度も聴く事になるだろう、これからもずっと。
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2013年10月20日
"THE RUTLES" by THE RUTLES
ザ・ビートルズ (The Beatles) が糞虫 (Dung Beetle) でない様に、ザ・モンキーズ (The Monkees) が猿公 (Monkey) でない様に、ザ・ラトルズ (The Rutles) はロックンロール (Rock And Roll) の古典『シェイク・ラトル・アンド・ロール (Shake, Rattle And Roll)』 [オリジネイターはビッグ・ジョー・ターナー (Big Joe Turner) 1954年発表] でもお馴染の「ガラガラ (Rattle)」という単語を捻って命名された。
では、モンティ・パイソン (Monty Python) と謂う名称は、どこから来たのだろう。
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2013年09月15日
"mothership connection" by PARLIAMENT
1アーティスト1作品というのが慣行的になっているこの連載だけれども、それを踏まえて考えてみると、果たしてこの作品でいいのだろうか、という逡巡は、こうして記事を書き始めている今も、続いているのだ。
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2013年08月18日
『永遠の詩集 [シンニード・シングス・スタンダード] (am I not your girl?)』 by シンニード・オコナー (Sinead O'connor)
現在の彼女の日本語表記は、シネイド・オコナー (Sinead O'connor) に統一されつつあるのだけれども、1987年にデヴューした当初のそれは、シンニード・オコナー (Sinead O'connor) であり、AmazonやiTunes Storeでの表記は、シニード・オコナー (Sinead O'connor) である。
ぼくがこの作品を購入した際の表記は、上掲の様にシンニード・オコナー (Sinead O'connor) だったので拙稿のタイトルは、それに従ったものである。
以降、アーティストとしての彼女を指し示す場合は、シネイド・オコナー (Sinead O'connor) と表記する事にする。
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2013年07月21日
"THE GREATEST LIVING ENGLISHMAN" by MARTIN NEWELL
この作品に出逢った時の、目眩めいたモノの感触は今でも憶えている。
外資系の大手輸入盤店の、どこに行っても、新着コーナーの最前列にこのCDが並んでいたのである。俗に言う"面出し"というやつである。
そして、整然と並べられているCDの脇に添えられた、手書きポップには、殆ど総てと言っていい、共通の言葉が書き連ねてあったのである。
アンディ・パートリッジ (Andy Partridge)・プロデュース、と。
1993年の事である。
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2013年06月16日
『オリジナル・ジェリー・マリガン・カルテット (GERRY MULLIGAN QUARTET)』 by ジェリー・マリガン (GERRY MULLIGAN)
彼らの存在を初めて知ったのは、ここでも映画『真夏の夜のジャズ (Jazz On A Summer's Day) 』 [バート・スターン (Bert Stern)・アラム・A・アヴァキアン (Aram Avakian) 監督作品 1960年制作] である。
勿論、その映画では、リーダーであるジェリー・マリガン (Gerry Mulligan) [bs] と共にフロントを勤めるのは、本作品の一方の主役、チェット・ベイカー (Chet Baker) [tp] ではない。アート・ファーマー (Art Farmer) [tp] だ。
そして、この作品でドラムス (Drums) を担当しているチコ・ハミルトン (Chico Hamilton) [dr] は、その映画では、自身のユニット、チコ・ハミルトン・クインテット (Chico Hamilton Quintet) として、最も印象深い演奏を聴かせてくれる [彼の作品はここで既に紹介済みだ]。
なにせ、本作品が収録されたのは1952年。映画が撮影された1958年から6年も前の作品だ。
参加メンバーそれぞれに様々なドラマがあったとしても不思議ではない。
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2013年05月19日
"STAIN" by LIVING COLOUR
ファンカデリック (Funkadelic) の幾つもある名曲のひとつに『ファンク・バンドがロックを出来ないなんて誰が言ったんだ (Who Says A Funk Band Can't Play Rock?!)』 [アルバム『ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ (One Nation Under A Groove)』収録 1978年発表] がある。
リヴィング・カラー (Living Colour) というバンドは、この曲の主張を忠実に実行しようという試みである。
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