2013年04月21日
『No.17 (No17)』 by 小泉今日子 (kyoko Koizumi)
何故、小泉今日子 (Kyoko Koizumi) だけが特別だったのか、そこから書き始めなければならないのだろうか。
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2013年03月17日
"SURREALISTIC PILLOW" by JEFFERSON AIRPLANE
例えば『サムバディ・トゥ・ラヴ / Somebody To Love』と聴いて、どのアーティストのどの曲を想い浮かべるのか、という問題は、実はとっても重要なモノではないだろうか。
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2013年02月17日
"DEATH CERTIFICATE" by ICE CUBE
1970年代後半が、英国にとっての駄目な時季でそれに呼応する様にパンク (Punk) 〜ニュー・ウェイヴ (New Wave) という動きが勃興した、それと同様な事が10年後、米国に興ったのではないだろうか。
と、1991年発表の此の作品のジャケットを、久しぶりに観て、そう想った。
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2013年01月20日
『ウィ・スリー (WE THREE WITH PHINEAS NEWBORN, PAUL CHAMBERS)』 by ロイ・ヘインズ (ROY HAYNES)
一見、三者均等のユニット名の様に思えてしまうかもしれないが、アルバムのクレジットをよく読めば解る様に、本作品のリーダーは、ロイ・ヘインズ (Roy Haynes)。ドラマーが主役となるべき作品である。
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2012年12月16日
"Poupee de son" by France Gall
このベスト盤が発売された当時は、本作品と同時にCD5枚組のよりコンプリートに近いものも、発売された [ヴィジュアル・デザインは両者共通のモノである]。
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2012年11月18日
『ギター・ソロ (GUITAR SOLOS)』 by フレッド・フリス (FRED FRITH)
このアーティストの存在を最初に知ったのが、本体であるヘンリー・カウ (Henry Cow) からなのか、それともそれをそれぞれの方向へと先鋭化させた先のユニット、アート・ベアーズ (Art Bears) からなのかマサカー (Massacre) からなのか、八木康夫 (Yasuo Yagi) からなのか、"ユーロ・ロック・マガジン (Euro Rock Magazine)"時代の雑誌『フールズ・メイト(Fool's Mate)』からなのか、雑誌『ロッキング・オン (Rockin' On)』での竹場元彦の記事からなのか、記憶はとっても曖昧なのだ。
もしかしたら、彼の初来日コンサートという情報からかも知れない。
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2012年10月21日
Bill Evans Trio Sunday at the Village Vanguard Featuring Scott La Faro
初めて買ったビル・エヴァンス (Bill Evans) の作品は『ポートレイト・イン・ジャズ (Portrait In Jazz)』 [1959年発表] で、それからすこしづつ、『ワルツ・フォー・デビイ (Waltz For Debby)』 [1961年発表]、本作品である『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード (Sunday At The Village Vanguard)』 [1961年発表]、そして『エクスプロレイションズ (Explorations)』 [1961年発表] と、増えて行ったのだけれども、そこから先は、一向に増える気遣いはない。
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2012年09月16日
『マイルス・アット・フィルモア (MILES DAVIS AT FILLMORE)』 by マイルス・デイビス (MILES DAVIS)
「本作を聴くと、あの時代が眼前に出現する。あの時代の空気までがモワ〜ッと漂ってくる」
「ここで、早くも殺気が漂う。マリファナの煙がたちこめる、モワ〜ッとした空気が伝わる」
「そのクライマックスに、マイルスが鋭い一音を吹き放ちながら出現、《フィルモア》の暑く長い夏<以下略>」
上に引用した文章は、総て中山康樹著『マイルスを聴け!』での本作品に関する記述であって、この作品を語るのには、上に引用した部分だけで充分ぢゃあないだろうか、という、そんな気がするのである。
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2012年08月19日
"SAINT JULIAN" by JULIAN COPE
ネット上で検索すると、虚実あわせて様々な時代と様々な地域に、聖ジュリアン (Saint Julian) と呼ばれる人物がいる事が解る。否、人物名とは限らない。その名を名乗る土地もあるのだ。
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2012年07月15日
『ホワイ・ノット (Why Not?)』 by マリオン・ブラウン・クワルテット (MARION BROWN QUARTET)
身の処し所が解らない。
身を施す所が解らない。
と、言ってもそれはぼく自身の事ではなくて、否、ぼく自身もつい、そおゆう状況下に追い込まれてしまいがちだけれども、少なくとも、ここでは、ぼく自身の事ではない。
この作品の事なのである。
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2012年06月17日
『クール・ソロ (KOOL-SOLO)』 by 鮎川誠 (Makoto Ayukawa)
「お前は誰だ 鮎川だ」
確かそんなキャッチコピーと共に、この作品カヴァーのフロントとバックを飾る鮎川誠 (Makoto Ayukawa) の写真が、ある広告に起用されていた。
それとも実際はその逆で、広告写真の方が先で、それが作品のヴィジュアルにそのまま起用されたのか。
いずれにしても、今この場で確かめる術はない。
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2012年05月20日
"The ZOMBIES : begin here PLUS 17 BONUS TRACKS" by The Zombies
多分、学生時代の頃だと憶うから、もう20年以上も前の事である。
一通りのオーディオ・セットはあるものの、TVはないという、世の中の常識とはちょっとずれた部屋にぼくは寝転んでいて、つけっぱなしのFM放送を聴くまでもなく聴いていた。時刻は恐らく夕刻、6時台だと憶う。当時は夜7時のニュースを聴いてから夕食にする事にしていたから、腹は減っているけれども、手にてなす なにごともなし。という状況下に、ぼくはいた。
その時、印象的なリズム・パターンが流れてきた。シンプルなベース・ラインと一拍のハンド・クラッピン、そして男声の溜息。
そのリズム・パターンに促される様にぼくは立ち上がって、そっとメロディを囁き始めた。
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2012年04月15日
"COLOSSAL YOUTH" by YOUNG MARBLE GIANTS
あるヒトにとっては、痩せた音にしか、枯れた音にしか、響かないかもしれない。そして、また、別のあるヒトにとってはデモ・テープ (Demo) もしくはそれ以前の存在でしかなく、ここから如何に優れたアレンジを与えるべきかと悩ませるモノかもしれない。
しかし、一音の無駄な音もない代わりに、一音の過剰な音も必要もない、完成された作品なのだ。
しかも、よおく耳をひそめてみれば、その痩せた音も枯れた音も、豊穣に饒舌に鳴り響いているのに、気づくのに違いない。
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2012年03月18日
"Eggs and Ashes : Music from the Wim Vandekeybus Ultima Vez performances" by X-Legged Sally
不意打ちを喰らわすかの様に突然、眼の前に顕われたと思った瞬間に、己の使命をさっさと切り上げて、何処とも知れぬところへと去ってしまった。
そんな気が、つい、してしまう。
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2012年02月19日
"BUGSY MALONE ORIGINAL SOUNDTRACK ALBUM" WORDS & MUSIC BY PAUL WILLIAMS
映画『ダウンタウン物語 (Bugsy Malone)』のサウンド・トラック盤である。
アラン・パーカー (AlanLAN Paker) の監督デヴュー作にして、ジョディ・フォスター (Jodie Foster) の実質的な初主演作 [日本に限定しての事だけど] であるこの映画を、ぼくは初公開時の1976年に観た。
だけれども、ミュージカル (Musical) 映画であるにも関わらずに、この映画で使われている音楽の素晴らしさに辿り着いたのは、ずっと後の事である。
しかも、その事を映画体験と共に憶い起こさせてくれたのは、布袋寅泰 (Tomoyasu Hotei) なのだった。
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2012年01月15日
"HERESIE" by VIRGIN PRUNES
CDが登場して数年後、大手レコード会社のみならずインディペンデントなレーベルすらもこの新しいメディアでの作品を発売し始めた時季だから、1980年代も終わりかかった頃だと思う。
セッション・ミュージシャンとしてばかりではなくて、プロデューサーとしても幾つものヒット作や話題作を手掛けた某氏が、ぼくにこんな事を語ってくれた。
「儀式じゃあないかな。レコードをターン・テーブルに乗せ、演奏が終わったらそれをひっくり返してまた聴く。ジャケットのヴィジュアルを楽しみながら聴く。それは、儀式なんだろう」
それが、アナログ盤とデジタル盤の違いではないのか。それが某氏の主張だった。
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2011年12月18日
『憂国の四士 (U. K.)』 by ユー・ケイ (U. K.)
バンド結成当時は、ポスト・〜の文脈で語られていた筈だけれども、現在では恐らくプレ・〜の文脈でしか語られないだろう。
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2011年11月20日
『マーキー・ムーン (MARQUEE MOON)』 by テレヴィジョン (TELEVISION)
総てがあらかじめ用意周到に仕組まれた物語だとしたら、あまりにも遺漏や破綻ばかりが目立ってしまう。幾重にも手筈が整った筈の伏線は、その殆どが機能せずに、突然に終焉が告げられてしまうのだから。
しかし、だからと言って、それとは逆に、総てが偶然の連続が織り成した奇蹟や幸運の綾だと言うには、あまりにも出来すぎた物語なのだ。
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2011年10月16日
"THE WORLD WON'T LISTEN" by THE SMITHS
『誰も聴きたいとは思わないだろう / ザ・ワールド・ウォント・リッスン (The World Won't Listen)』とは、あまりにも辛辣な上に尊大なタイトルだけれども、これが彼ら [敢て彼らと書くけれども] のやり口なのだ。
充分に注意したがいい。
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2011年09月18日
『ヨーロッパのオーティス・レディング (LIVE IN EUROPE)』 by オーティス・レディング (OTIS REDDING)
アルバム冒頭から最高潮なのである。オーティス・レディング (Otis Redding) 登場前の、彼を呼び込むMCからヒート・アップしていて、主役を呼び込むコール・アンド・レスポンスの時点で既に、クライマックスに達している。
O-T-I-S-R-E-D-D-I-N-G、この11文字を発っしているあいだの待ちきれなさとまどろっこしさと絶頂に次ぐ絶頂は、もしかしたらジェームス・ブラウン (James Brown) のマント・ショー (It's A Man's Man's World) に匹敵するかもしれない。
だから、この一瞬でぶつりと音源がぶち切れたらどうなるのだろう。悶絶死を遂げるかもしれない。
しかし、それと同時に、瞬間の美しさを永遠に遺したものとして、類稀なる記録として称賛されてしまうのかもしれない。
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