conceived and constructed by たいとしはる tai toshiharu
adventures of t.g.chaung

2013年08月18日

『永遠の詩集 [シンニード・シングス・スタンダード] (am I not your girl?)』 by シンニード・オコナー (Sinead O'connor)


アーティスト名の表記に関して、最初にお断り。

現在の彼女の日本語表記は、シネイド・オコナー (Sinead O'connor) に統一されつつあるのだけれども、1987年にデヴューした当初のそれは、シンニード・オコナー (Sinead O'connor) であり、AmazoniTunes Storeでの表記は、シニード・オコナー (Sinead O'connor) である。
ぼくがこの作品を購入した際の表記は、上掲の様にシンニード・オコナー (Sinead O'connor) だったので拙稿のタイトルは、それに従ったものである。
以降、アーティストとしての彼女を指し示す場合は、シネイド・オコナー (Sinead O'connor) と表記する事にする。

read details 『永遠の詩集 [シンニード・シングス・スタンダード] (am I not your girl?)』 by シンニード・オコナー (Sinead O'connor)

posted =oyo= : 06:25 | comment (0) | trackBack (0)

2013年07月21日

"THE GREATEST LIVING ENGLISHMAN" by MARTIN NEWELL


この作品に出逢った時の、目眩めいたモノの感触は今でも憶えている。
外資系の大手輸入盤店の、どこに行っても、新着コーナーの最前列にこのCDが並んでいたのである。俗に言う"面出し"というやつである。
そして、整然と並べられているCDの脇に添えられた、手書きポップには、殆ど総てと言っていい、共通の言葉が書き連ねてあったのである。
アンディ・パートリッジ (Andy Partridge)・プロデュース、と。
1993年の事である。

read details "THE GREATEST LIVING ENGLISHMAN" by MARTIN NEWELL

posted =oyo= : 09:46 | comment (0) | trackBack (0)

2013年06月16日

『オリジナル・ジェリー・マリガン・カルテット (GERRY MULLIGAN QUARTET)』 by ジェリー・マリガン (GERRY MULLIGAN)


彼らの存在を初めて知ったのは、ここでも映画『真夏の夜のジャズ (Jazz On A Summer's Day) 』 [バート・スターン (Bert Stern)・アラム・A・アヴァキアン (Aram Avakian) 監督作品 1960年制作] である。
勿論、その映画では、リーダーであるジェリー・マリガン (Gerry Mulligan) [bs] と共にフロントを勤めるのは、本作品の一方の主役、チェット・ベイカー (Chet Baker) [tp] ではない。アート・ファーマー (Art Farmer) [tp] だ。
そして、この作品でドラムス (Drums) を担当しているチコ・ハミルトン (Chico Hamilton) [dr] は、その映画では、自身のユニット、チコ・ハミルトン・クインテット (Chico Hamilton Quintet) として、最も印象深い演奏を聴かせてくれる [彼の作品はここで既に紹介済みだ]。
なにせ、本作品が収録されたのは1952年。映画が撮影された1958年から6年も前の作品だ。
参加メンバーそれぞれに様々なドラマがあったとしても不思議ではない。

read details 『オリジナル・ジェリー・マリガン・カルテット (GERRY MULLIGAN QUARTET)』 by ジェリー・マリガン (GERRY MULLIGAN)

posted =oyo= : 21:46 | comment (0) | trackBack (0)

2013年05月19日

"STAIN" by LIVING COLOUR


ファンカデリック (Funkadelic) の幾つもある名曲のひとつに『ファンク・バンドがロックを出来ないなんて誰が言ったんだ (Who Says A Funk Band Can't Play Rock?!)』 [アルバム『ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ (One Nation Under A Groove)』収録 1978年発表] がある。
リヴィング・カラー (Living Colour) というバンドは、この曲の主張を忠実に実行しようという試みである。

read details "STAIN" by LIVING COLOUR

posted =oyo= : 16:49 | comment (0) | trackBack (0)

2013年04月21日

『No.17 (No17)』 by 小泉今日子 (kyoko Koizumi)


何故、小泉今日子 (Kyoko Koizumi) だけが特別だったのか、そこから書き始めなければならないのだろうか。

read details 『No.17 (No17)』 by 小泉今日子 (kyoko Koizumi)

posted =oyo= : 13:21 | comment (0) | trackBack (0)

2013年03月17日

"SURREALISTIC PILLOW" by JEFFERSON AIRPLANE

images
例えば『サムバディ・トゥ・ラヴ / Somebody To Love』と聴いて、どのアーティストのどの曲を想い浮かべるのか、という問題は、実はとっても重要なモノではないだろうか。

read details "SURREALISTIC PILLOW" by JEFFERSON AIRPLANE

posted =oyo= : 11:10 | comment (0) | trackBack (0)

2013年02月17日

"DEATH CERTIFICATE" by ICE CUBE


1970年代後半が、英国にとっての駄目な時季でそれに呼応する様にパンク (Punk) 〜ニュー・ウェイヴ (New Wave) という動きが勃興した、それと同様な事が10年後、米国に興ったのではないだろうか。
と、1991年発表の此の作品のジャケットを、久しぶりに観て、そう想った。

read details "DEATH CERTIFICATE" by ICE CUBE

posted =oyo= : 09:52 | comment (0) | trackBack (0)

2013年01月20日

『ウィ・スリー (WE THREE WITH PHINEAS NEWBORN, PAUL CHAMBERS)』 by ロイ・ヘインズ (ROY HAYNES)


一見、三者均等のユニット名の様に思えてしまうかもしれないが、アルバムのクレジットをよく読めば解る様に、本作品のリーダーは、ロイ・ヘインズ (Roy Haynes)。ドラマーが主役となるべき作品である。

read details 『ウィ・スリー (WE THREE WITH PHINEAS NEWBORN, PAUL CHAMBERS)』 by ロイ・ヘインズ (ROY HAYNES)

posted =oyo= : 08:48 | comment (0) | trackBack (0)

2012年12月16日

"Poupee de son" by France Gall


このベスト盤が発売された当時は、本作品と同時にCD5枚組のよりコンプリートに近いものも、発売された [ヴィジュアル・デザインは両者共通のモノである]。

read details"Poupee de son" by France Gall

posted =oyo= : 07:17 | comment (0) | trackBack (0)

2012年11月18日

『ギター・ソロ (GUITAR SOLOS)』 by フレッド・フリス (FRED FRITH)


このアーティストの存在を最初に知ったのが、本体であるヘンリー・カウ (Henry Cow) からなのか、それともそれをそれぞれの方向へと先鋭化させた先のユニット、アート・ベアーズ (Art Bears) からなのかマサカー (Massacre) からなのか、八木康夫 (Yasuo Yagi) からなのか、"ユーロ・ロック・マガジン (Euro Rock Magazine)"時代の雑誌『フールズ・メイト(Fool's Mate)』からなのか、雑誌『ロッキング・オン (Rockin' On)』での竹場元彦の記事からなのか、記憶はとっても曖昧なのだ。

もしかしたら、彼の初来日コンサートという情報からかも知れない。

read details 『ギター・ソロ (GUITAR SOLOS)』 by フレッド・フリス (FRED FRITH)

posted =oyo= : 10:53 | comment (0) | trackBack (0)

2012年10月21日

Bill Evans Trio Sunday at the Village Vanguard Featuring Scott La Faro


初めて買ったビル・エヴァンス (Bill Evans) の作品は『ポートレイト・イン・ジャズ (Portrait In Jazz)』 [1959年発表] で、それからすこしづつ、『ワルツ・フォー・デビイ (Waltz For Debby)』 [1961年発表]、本作品である『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード (Sunday At The Village Vanguard)』 [1961年発表]、そして『エクスプロレイションズ (Explorations)』 [1961年発表] と、増えて行ったのだけれども、そこから先は、一向に増える気遣いはない。

read details Bill Evans Trio Sunday at the Village Vanguard Featuring Scott La Faro

posted =oyo= : 10:47 | comment (0) | trackBack (0)

2012年09月16日

『マイルス・アット・フィルモア (MILES DAVIS AT FILLMORE)』 by マイルス・デイビス (MILES DAVIS)


「本作を聴くと、あの時代が眼前に出現する。あの時代の空気までがモワ〜ッと漂ってくる」

「ここで、早くも殺気が漂う。マリファナの煙がたちこめる、モワ〜ッとした空気が伝わる」

「そのクライマックスに、マイルスが鋭い一音を吹き放ちながら出現、《フィルモア》の暑く長い夏<以下略>」

上に引用した文章は、総て中山康樹著『マイルスを聴け!』での本作品に関する記述であって、この作品を語るのには、上に引用した部分だけで充分ぢゃあないだろうか、という、そんな気がするのである。

read details 『マイルス・アット・フィルモア (MILES DAVIS AT FILLMORE)』 by マイルス・デイビス (MILES DAVIS)

posted =oyo= : 13:57 | comment (0) | trackBack (0)

2012年08月19日

"SAINT JULIAN" by JULIAN COPE


ネット上で検索すると、虚実あわせて様々な時代と様々な地域に、聖ジュリアン (Saint Julian) と呼ばれる人物がいる事が解る。否、人物名とは限らない。その名を名乗る土地もあるのだ。

read details "SAINT JULIAN" by JULIAN COPE

posted =oyo= : 10:34 | comment (0) | trackBack (0)

2012年07月15日

『ホワイ・ノット (Why Not?)』 by マリオン・ブラウン・クワルテット (MARION BROWN QUARTET)


身の処し所が解らない。
身を施す所が解らない。
と、言ってもそれはぼく自身の事ではなくて、否、ぼく自身もつい、そおゆう状況下に追い込まれてしまいがちだけれども、少なくとも、ここでは、ぼく自身の事ではない。
この作品の事なのである。

read details 『ホワイ・ノット (Why Not?)』 by マリオン・ブラウン・クワルテット (MARION BROWN QUARTET)

posted =oyo= : 15:23 | comment (0) | trackBack (0)

2012年06月17日

『クール・ソロ (KOOL-SOLO)』 by 鮎川誠 (Makoto Ayukawa)


「お前は誰だ 鮎川だ」
確かそんなキャッチコピーと共に、この作品カヴァーのフロントとバックを飾る鮎川誠 (Makoto Ayukawa) の写真が、ある広告に起用されていた。
それとも実際はその逆で、広告写真の方が先で、それが作品のヴィジュアルにそのまま起用されたのか。
いずれにしても、今この場で確かめる術はない。

read details 『クール・ソロ (KOOL-SOLO)』 by 鮎川誠 (Makoto Ayukawa)

posted =oyo= : 12:01 | comment (0) | trackBack (0)

2012年05月20日

"The ZOMBIES : begin here PLUS 17 BONUS TRACKS" by The Zombies


多分、学生時代の頃だと憶うから、もう20年以上も前の事である。
一通りのオーディオ・セットはあるものの、TVはないという、世の中の常識とはちょっとずれた部屋にぼくは寝転んでいて、つけっぱなしのFM放送を聴くまでもなく聴いていた。時刻は恐らく夕刻、6時台だと憶う。当時は夜7時のニュースを聴いてから夕食にする事にしていたから、腹は減っているけれども、手にてなす なにごともなし。という状況下に、ぼくはいた。

その時、印象的なリズム・パターンが流れてきた。シンプルなベース・ラインと一拍のハンド・クラッピン、そして男声の溜息。
そのリズム・パターンに促される様にぼくは立ち上がって、そっとメロディを囁き始めた。

read details "The ZOMBIES : begin here PLUS 17 BONUS TRACKS" by The Zombies

posted =oyo= : 10:59 | comment (0) | trackBack (0)

2012年04月15日

"COLOSSAL YOUTH" by YOUNG MARBLE GIANTS


あるヒトにとっては、痩せた音にしか、枯れた音にしか、響かないかもしれない。そして、また、別のあるヒトにとってはデモ・テープ (Demo) もしくはそれ以前の存在でしかなく、ここから如何に優れたアレンジを与えるべきかと悩ませるモノかもしれない。
しかし、一音の無駄な音もない代わりに、一音の過剰な音も必要もない、完成された作品なのだ。
しかも、よおく耳をひそめてみれば、その痩せた音も枯れた音も、豊穣に饒舌に鳴り響いているのに、気づくのに違いない。

read details "COLOSSAL YOUTH" by YOUNG MARBLE GIANTS

posted =oyo= : 10:51 | comment (0) | trackBack (0)

2012年03月18日

"Eggs and Ashes : Music from the Wim Vandekeybus Ultima Vez performances" by X-Legged Sally


不意打ちを喰らわすかの様に突然、眼の前に顕われたと思った瞬間に、己の使命をさっさと切り上げて、何処とも知れぬところへと去ってしまった。
そんな気が、つい、してしまう。

read details "Eggs and Ashes : Music from the Wim Vandekeybus Ultima Vez performances" by X-Legged Sally

posted =oyo= : 11:57 | comment (0) | trackBack (0)

2012年02月19日

"BUGSY MALONE ORIGINAL SOUNDTRACK ALBUM" WORDS & MUSIC BY PAUL WILLIAMS


映画『ダウンタウン物語 (Bugsy Malone)』のサウンド・トラック盤である。
アラン・パーカー (AlanLAN Paker) の監督デヴュー作にして、ジョディ・フォスター (Jodie Foster) の実質的な初主演作 [日本に限定しての事だけど] であるこの映画を、ぼくは初公開時の1976年に観た。

だけれども、ミュージカル (Musical) 映画であるにも関わらずに、この映画で使われている音楽の素晴らしさに辿り着いたのは、ずっと後の事である。
しかも、その事を映画体験と共に憶い起こさせてくれたのは、布袋寅泰 (Tomoyasu Hotei) なのだった。

read details "BUGSY MALONE ORIGINAL SOUNDTRACK ALBUM" WORDS & MUSIC BY PAUL WILLIAMS

posted =oyo= : 15:23 | comment (0) | trackBack (0)

2012年01月15日

"HERESIE" by VIRGIN PRUNES


CDが登場して数年後、大手レコード会社のみならずインディペンデントなレーベルすらもこの新しいメディアでの作品を発売し始めた時季だから、1980年代も終わりかかった頃だと思う。
セッション・ミュージシャンとしてばかりではなくて、プロデューサーとしても幾つものヒット作や話題作を手掛けた某氏が、ぼくにこんな事を語ってくれた。

「儀式じゃあないかな。レコードをターン・テーブルに乗せ、演奏が終わったらそれをひっくり返してまた聴く。ジャケットのヴィジュアルを楽しみながら聴く。それは、儀式なんだろう」

それが、アナログ盤とデジタル盤の違いではないのか。それが某氏の主張だった。

read details "HERESIE" by VIRGIN PRUNES

posted =oyo= : 16:47 | comment (0) | trackBack (0)

Previous  | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |  Next