2008年11月16日
『クワイエット・ライフ(QUIET LIFE)』 by ジャパン(JAPAN)
彼らが遺したオリジナル・スタジオ・レコーディング作を、発表順に並べてみると、その五作品の真ん中に位置するのが、ここに紹介する作品。1980年発表の第三作『クワイエット・ライフ(Quiet Life)』である。つまり、彼らの歩んだ途の中間地点にあると同時に、結節点となる作品なのだ。
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2008年11月09日
dedicated to Isabella Rossellini
Isabella Rossellini as Dorothy Vallens from the movie ""Blue Velvet"
"Bluer than velvet was the night
Softer than satin was the light"
from the lyrics of"Blue Velvet"
Bobby Vinton sings
"Deux ou trois choses que je sais d'elle (2 or 3 Things I Know About Her)"
If you want to know about the movie directed by Jean-Luc Godard, please check this page.
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2008年10月19日
『チェック・アウト・ユア・マインド(CHECK OUT YOUR MIND!) + 5』 by インプレッションズ(THE IMPRESSIONS
実は、黒人男性コーラス・グループとしてのインプレッションズ(The Impressions)は、よく知らない。
ここで紹介する本作でボーナス・トラック / Bonus Trackとして収録されている、彼らの大ヒットナンバーである5曲も、他のアーティストやバンドによるカヴァーで知った。
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2008年09月21日
『ブルー・サンズ(FEATURING BUDDY COLLETTE)』 by チコ・ハミルトン・クインテット(CHICO HAMILTON QUINTET)
この作品を知るきっかけになったのは、やはり一篇の映画。
1958年発表のバート・スターン(Bert Stern) & アラム・アヴァキアン(Aram Avakian)監督作品、映画『真夏の夜のジャズ(Jazz On A Summer's Day)』。
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2008年09月07日
dedicated to Kumi Mizuno
Kumi Mizuno as Mami Sekiguchi from the movie "Matango aka Attack Of The Mushroom People"
"Eat Them, Eat It! And Eat Me!!"
"Deux ou trois choses que je sais d'elle (2 or 3 Things I Know About Her)"
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2008年08月25日
"de serge gainsbourg a gainsbarre" by serge gainsbourg
その唄われている言語を充分に理解出来ないくせに、その音楽を聴くという行為。それがどれほど大きな矛盾を孕んでいるのか、解っているくせにそれでも、他言語で唄われている音楽を聴いているのは、それが素晴らしいからどうしようもないんだ、と己にいつも言い聞かせてみる。
しかし時として、その唄われている言葉が理解出来ない事が、とてつもない足枷に想えて仕様がない。そんな時がある。
ここで、紹介するセルジュ・ゲンズブール(Serge Gainsbourg)の音楽は、その代表格です。
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2008年07月13日
『ファイアー・アンド・ウォーター(FIRE AND WATER)』 by フリー(FREE)
ドラムスが、シンプルなビートを刻む。シンプルと言えば、これ以上シンプルにするのも難しく、しかしそれ以上に、印象深い独特の重みを持った音だ。
この単純にしてかつヘヴィーなビートが形造った空間を浮遊する様に、ベースがオクターブの上弦と下弦を描き始める...。
フリー(Free)の代表曲『ミスター・ビッグ(Mr.Big)』である。
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2008年06月15日
『ハイ・ファイ・エリントン・アップタウン(Hi-Fi Ellington Uptown)』 by デューク・エリントン・アンド・ヒズ・オーケストラ(DUKE ELLINGTON and his ORCHESTRA)
デューク・エリントン(DUke Ellington)を初めてデューク・エリントン(DUke Ellington)として意識したのは、ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のライヴ映画『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー(Let's Spend The Night Together)』[1982年 ハル・アシュビー(Hal Ashby)監督作品]での事。スタジアムに歓声が轟く中に、突如として鳴り響く「テイク・ジ・Aトレイン(A列車で行こう)(Take The "A" Train)」のイントロ。このイントロに導き出されて、メンバーがステージに飛び出して来るのだ。
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2008年06月08日
dedicated to Alice Pleasance Liddell
"from Alice Liddell,1859"
remembering her own child-life, and the happy summer days
"Deux ou trois choses que je sais d'elle (2 or 3 Things I Know About Her)"
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2008年05月18日
『まぼろしの世界(STRANGE DAYS)』 by ドアーズ(THE DOORS)
フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)だったり、『ブリキの太鼓(The Tin Drum)』だったり、『不思議、大好き。』だったり、白木みのるだったり。その時々に応じて呼び方が変わるアルバムがこれ。
ドアーズ(The Doors)の『まぼろしの世界(Strange Days)』です。
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2008年05月05日
dedicated to Edie Sedgwick
"from Screen Test At Andy Warhol's 'Factory' 3 Minutes: March 1965"
just three minutes, be a superstar!
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2008年04月20日
"Buy" by James Chance and the Contortions
痙攣するジェームズ・ブラウン(James Brown)もしくは舞踏病(Huntington's Chorea)に罹ったエルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)。
ジェームス・チャンスもしくはジェームス・ホワイト(James Chance aka James White)と名乗る人物が率いるコントーションズ(The Contortions)を形容するのならば、多分、こんな感じ。
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2008年04月13日
dedicated to Louise Brooks
"from Louise Brooks, 1928"
who can open your "pandora's box", again?
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2008年03月20日
"PROJECTION" by THE BLUES PROJECT
前々回の記事で、「サイケデリックな装いをまとったブルース・ナンバー(もしくはその逆)」という表現をした。
1960年代中葉の音楽シーンを彩ったバンド / アーティストの殆どは、正にそんな感じだけれども、ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)に匹敵する音楽性を顕示しえたのは、このブルース・プロジェクト(THE BLUES PROJECT)ではないのだろうか?
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2008年02月17日
『イン・ザ・イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』 by ジェリ・アレン /チャーリー・ヘイデン / ポール・モチアン("In the Year of the Dragon" by geri allen,charlie haden,paul motian)
ピアノ・トリオ(Piano Trio)というフォーマットの可能性と発展性を啓示し得たビル・エヴァンス・トリオ(Bill Evans Trio)のドラマーだった男と、フリー・ジャズ(Free Jazz)の革新性をその最初期に呈示し得たオーネット・コールマン・カルテット(Ornette Coleman Quartet)のベ−シストだった男と、デューク・エリントン(Duke Ellington)~バド・パウエル(Bud Powell)の流れを汲むフ女流ピアニスト、この三人によるユニットのアルバム。
すなわち、ポール・モチアン(Paul Motian : dr)、チャーリー・ヘイデン(Charlie Haden : b)、そしてジェリ・アレン( Geri Allen: p)による作品である。
ぶっちゃけて表面的な事象のみを羅列すれば、そおゆう事になる。
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2008年01月20日
『ビッグ・ヒッツーハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス』 by ザ・ローリング・ストーンズ["Big Hits (High Tide and Green Grass)" by The Rolling Stones]
ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)最初のベスト・アルバム『ビッグ・ヒッツーハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス[Big Hits (High Tide and Green Grass)]』は、米盤(1966.04.発売)と英盤(1966.11.発売)とでは、選曲が異なっている上に、ジャケット・デザインも異なる訳だけけれども、日本国内で発売されたヴァージョンは後者が先なので、当然のごとく、そちらの方の紹介となる。
米盤の方が先行発売である事や、使用されたジャケット写真がいわくつきの由緒正しい写真(*参照の事)である事や、英盤が選曲的にどうよ?てな作品ではあるのだけれども、なにせ、ずうっとずうっと聴き倒した作品だから仕様がない。
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2008年01月04日
dedicated to Marilyn Monroe
dedicated to Marilyn Monroe
"from WeeGee of Marilyn blowing a kiss"
You're perfect in the way
A perfect end today
"Deux ou trois choses que je sais d'elle (2 or 3 Things I Know About Her)"
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2007年12月16日
"THE LION " by YOUSSOU N'DOUR
放送開始からもう10年が経ってしまったけれども、ホンダのステップワゴンのCMで「コドモトイッショニドコイコウ」といって、ザ・ビートルズ(The Beatles)の「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(Ob-la-di, Ob-la-da)」を軽快に唄っていたのが、このヒト、ユッスー・ンドゥール(Youssou N'Dour)。
CM制作者サイドから「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(Ob-la-di, Ob-la-da)」をこのヒトに唄って欲しいという要請の下に、実現したこのCM(CMに使用される洋楽曲は通常、既製曲が多いので、珍しいエピソードと言えます)、その後、映像は違えども、このユッスー・ンドゥール(Youssou N'Dour)が唄ったヴァ−ジョンは約5年間(1996年5月〜2001年2月)もの永きに渡って使用されました。
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2007年11月23日
エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイブ・スポット Vol.1(ERIC DOLPHY AT THE FIVE SPOT VOL.1 WITH BOOKER LITTLE AND MAL WALDRON,RICHARD DAVIS,EDDIE BLACKWELL)
最初に聴いたエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)は『アウト・トゥ・ランチ(Out to Lunch)』で、スイング・ジャーナル誌の増刊号かなんかのCDお薦めアルバムかなんかが、きっかけだったと思う。
静鎰で抽象的で、情緒を排除したクールな質感が、結構、気に入ってヘヴィー・ローテーション化しかけた頃に、当時の先輩N氏から「エリック・ドルフィー(Eric Dolphy)ならば、『エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイヴ・スポット VOL.1(Eric Dolphy at the Five Spot, Vol. 1 With Booker Little And Mal Waldron,Richard Davis,Eddie Blackwell)』を聴かなきゃあ」の一言に乗せられて購入したところ、そこには、『アウト・トゥ・ランチ(Out to Lunch)』とは全く異なるエリック・ドルフィー(Eric Dolphy)がいた。
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2007年10月21日
"Rust Never Sleeps" by Neil Young & Crazy Horse
例えば、本作品のアルバム・カヴァーでのアーティスト名の表示に使用されたテクノ・ポップ(Electropop)なタイポグラフィ(Typography)とか、本作品の映像版でステージ狭しと駆け回るジャワ族(Jawa) from 『スター・ウォーズ(Star Wars Episode IV -A New Hope-)なキャラクターとか、妙に、時代のキブンにおもねったディティールが気になる。ちなみに、本作品の為に決行された、演奏ナンバーの殆どが未発表の新曲で占められていた、大胆不敵で前代未聞な全米ツアーが行われたのが1978年。
誰しもがテクノ・ポップ(Electropop)でスペース・オペラ(Space Opera)なはしかにかかっていた時代、ニ−ル・ヤング(Neil Young)、お前もかぁ、仕様がないなぁというモードに突入したくなるのだけれども、実はそうぢゃないんだよ、という文脈になります。
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