2006年02月12日
映画バトン
取急ぎ、ここでは設問を先に例示しましょう。
1.PCもしくは本棚に入っている『映画』
2.今、妄想している『映画』は?
3.最初に出会った『映画』は?
4.思い入れのある『映画』は?
5.次に回す人。
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2006年01月29日
『ファーストボーン・イズ・デッド』 by ニック・ケイヴ & ザ・バッド・シーズ(THE FIRSTBORN IS DEAD by NICK CAVE & THE BAD SEEDS)
「女の唄なんか歌ってたまるもんか」と内心で思いながらも、結局はライブの最終曲として”女の唄”すなわち、「From Her To Eternity(タイトル自体は邦題『地上(ここ)より永遠(とわ)に』として知られている映画『From Here To Eternity』のパロディ)」を歌わざるをえない男、それがこの男、ニック・ケイヴ(NICK CAVE)である。
と、言うのは、真実かどうか、俺は知らない。
これは、地上に舞い降りた堕天使と、職を失った地上の天使=空中ブランコ乗りが出会う奇跡を描いた映画、その映画のクライマックス・シーンで演じたニック・ケイヴ(NICK CAVE)の役回りなのだから。
ちなみに、その映画、『ベルリン・天使の詩(ヴィム・ベンダース/Wim Wenders監督作品)』と言う。
しかし、ニック・ケイヴ(NICK CAVE)と彼が率いるバンド、ザ・バッド・シーズ(THE BAD SEEDS)は、それだけの役回りで出演しているのではない。映画の舞台装置である西ベルリンを象徴するサウンドとして、彼等と彼等の周囲のアーティスト達の音楽が随所に使用されているのだ。
と、いうよりも西ベルリンが生み出した「うた」と「音楽」が彼等なのだ。
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2006年01月14日
『エルビス・オン・ステージ』をNHK-BS2で観る
様々な音楽的な冒険の時代であった1960年代にあって、時代に取り残された元アイドルのイメージの強かったキングことエルビス・プレスリー( Elvis Presley)が、アイドルからアーティストへの脱皮に成功する、その端緒となった1970年の作品『エルヴィス・オン・ステージ』を観る。
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2006年01月06日
『新選組!! 土方歳三 最期の日』を観て
舞台は箱館 五稜郭。
明治新政府=官軍=薩長軍の総攻撃前夜。
土方歳三(山本耕史)、榎本武揚(片岡愛之助)、大鳥圭介(吹越満)。
この三人の男達が激しく対立する物語として『新選組!! 土方歳三 最期の日』を観てみる。
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2006年01月02日
『プレゼンス』 by レッド・ツェッペリン(PRESENCE by LED ZEPPELIN) III
例えば、いくつかの古典的なミステリは、まさしく主役の不在そのものが物語を牽引していきます。犯罪者であると同時に物語の探偵役をも引き受ける、M.ルブラン(Maurice Leblanc)の「アルセーヌ・リュパン(Arsene Lupin)・シリーズ」や、ミステリの常道をぎりぎりのところで踏みとどまっているA.クリスティー(Agatha Christie)の諸作品(例:『そして誰もいなくなった』)等を挙げておきましょう。
いや、そんな具体的な作品や作者を挙げなくても、古典的な本格派ミステリの常道、「犯人はこの中にいる!」という名探偵の台詞を思い出せば、それでよいのかもしれません。
はたして、解決篇として書かれた(筈の)本稿、ものの見事に大団円とあいなりますでしょうか?
ものづくし(click in the world!) 19. -III:
ヒプノシスの観た「プレゼンス」
(アートワーク・オブ・ヒプノシスでのジャケット制作スタッフクレジットより)
THE WORK OF HIPGNOSIS 'WALK AWAY RENE'
アートワーク・オブ・ヒプノシス
ヒプノシス &ジョージ・ハーディ(GEORGE HARDIE) 編著
奥田佑士 訳
宝島社
レッド・ツェッペリン
<プレゼンスPRESENCE>
1976年
スワンソング・レコード
ダブルジャケット
ハッセルブラッド 500C + 50mmレンズ
エクタクローム
フラッシュ撮影
背景はアールズ・コート・ボート・ショウ
ダイトランスファーによるヌキ合わせ
レタッチ:リチャード(RICHARD MANNING)
写真:ポー(オーブレー・パウエル:AUBREY POWELL)、ピーター(PETER CRISTPHERSON)
物体のデザインとグラフィック:ジョージ(GEORGE HARDIE)
ジャケット・デザイン:ヒプノシス、ジョージ・ハーディ(GEORGE HARDIE)
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2005年12月28日
動物が実る植物(inspired by 『また ぶたのたね』 by 佐々木マキ)
佐々木マキの新作、絵本『また ぶたのたね』(絵本館)にはタイトル・ロール?の豚の生る木が登場するが、澁澤龍彦に薫陶を受けた人間ならば、否が応でも思い出さざるを得ないのが、「スキタイの羊」や「マンドラゴラ」や「ワクワクの木」だろう。つまりは、植物から誕生する動物、もしくは動物を果実とする植物の事である。
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2005年12月16日
『プレゼンス』 by レッド・ツェッペリン(PRESENCE by LED ZEPPELIN) II
主役の不在(=absence)もしくは非在(=non-resident)によって、物語が如実に語られるというのはよくある構造です。しかも、その物語全体を牽引する大きな力を発揮するのが、その不在/非在(=absence/non-resident)たる主役であるというのも、また、多くの物語の構造をなしています。
また、それは必ずしも物語=フィクションの中だけの話ではなくて、わたしたちの実生活にも多々観られる現象です。
深夜、東京都心の上空を滑空してみれば、その中心を大きな闇が支配しているとかね?
だから、このアルバム・ジャケットが、画面中央にぽつねんとそこにあるその存在(=presence)によって、家族団欒の光景に一種異様な緊張を醸し出しているというのは、特別の操作や技術ではない、という事を押さえておいて下さい。
ものづくし(click in the world!) 19. -II:
ヒプノシスの観た「プレゼンス」
(アートワーク・オブ・ヒプノシスでのジャケット制作スタッフクレジットより)
THE WORK OF HIPGNOSIS 'WALK AWAY RENE'
アートワーク・オブ・ヒプノシス
ヒプノシス &ジョージ・ハーディ(GEORGE HARDIE) 編著
奥田佑士 訳
宝島社
レッド・ツェッペリン
<プレゼンスPRESENCE>
1976年
スワンソング・レコード
ダブルジャケット
ハッセルブラッド 500C + 50mmレンズ
エクタクローム
フラッシュ撮影
背景はアールズ・コート・ボート・ショウ
ダイトランスファーによるヌキ合わせ
レタッチ:リチャード(RICHARD MANNING)
写真:ポー(オーブレー・パウエル:AUBREY POWELL)、ピーター(PETER CRISTPHERSON)
物体のデザインとグラフィック:ジョージ(GEORGE HARDIE)
ジャケット・デザイン:ヒプノシス、ジョージ・ハーディ(GEORGE HARDIE)
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2005年11月30日
『プレゼンス』 by レッド・ツェッペリン(PRESENCE by LED ZEPPELIN)
まずは、この奇妙なアルバム・ジャケットの話から。
デザインを担当したのは、かのヒプノシス(HIPGNOSIS)。
そのデザイン・コンセプトや制作過程などは、今や絶版になって入手困難となっている『アートワーク・オブ・ヒプノシス(原題:THE WORK OF HIPGNOSIS 'WALK AWAYRENE')』で、ヒプノシス(HIPGNOSIS)自らが語ってる。
イギリスのどこか、波止場が見はらせるレストランの様な場所で、英国中産階級を代表する様な家族4人が白いテーブルの上で囲んでいるのは、美味しそうなディナーではなくて、得体の知れない黒いオブジェ。
ジャケットを裏返すと似た様な光景が眼に飛び込んでくる。
出来の悪い男子生徒と彼を心配げに佇む幼馴染みの様な少女(ものの見事なブロンドの縦ロール)と、その男子生徒を慈しむかの様な中年の女性教師、その三人が囲んでいる教壇のテーブルにはやはり、漆黒の謎のオブジェ。
そしてさらにダブル・ジャケットを開くと...。
50年代〜60年代を思わせるノスタルジックな光景(つまりは過去:past)に、未来(=future)的なイメーの異物がいずれも存在(=presence)する。
例えて言えば映画『2001年宇宙の旅』の愛すべき狂言廻し、モノリスの様なイメージがそこにある。
しかも、ヒプノシス(HIPGNOSIS)自身の解説に寄れば、それは存在(=presence)と名付けられたオブジェが実は不在(=absence)の象徴でもあるという暗喩でもあるそうだ。
だがしかし、この黒い物体は過去(=past)と未来(=future)を斬り結ぶ現在(=present)と誤読する事もまた可能なのだ。
と、ちょっと某評論家の論調を真似てみたところで、本論はちょいと昔話、つまり過去(=past)の話から始まります。
ものづくし(click in the world!) 19.:
ヒプノシスの観た「プレゼンス」
(アートワーク・オブ・ヒプノシスでのジャケット制作スタッフクレジットより)
THE WORK OF HIPGNOSIS 'WALK AWAY RENE'
アートワーク・オブ・ヒプノシス
ヒプノシス &ジョージ・ハーディ(GEORGE HARDIE) 編著
奥田佑士 訳
宝島社
レッド・ツェッペリン
<プレゼンスPRESENCE>
1976年
スワンソング・レコード
ダブルジャケット
ハッセルブラッド 500C + 50mmレンズ
エクタクローム
フラッシュ撮影
背景はアールズ・コート・ボート・ショウ
ダイトランスファーによるヌキ合わせ
レタッチ:リチャード(RICHARD MANNING)
写真:ポー(オーブレー・パウエル:AUBREY POWELL)、ピーター(PETER CRISTPHERSON)
物体のデザインとグラフィック:ジョージ(GEORGE HARDIE)
ジャケット・デザイン:ヒプノシス、ジョージ・ハーディ(GEORGE HARDIE)
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2005年11月02日
『続夕陽のガンマン・地獄の決斗』をNHK-BS2で観る
監督セルジオ・レオーネ、音楽エンニオ・モリコーネ、主演クリント・イーストウッド、このゴールデントリオの三部作の最終作がこの『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』。
黒澤明監督作品『用心棒』を換骨奪胎した『荒野の用心棒』、ある意味イーストウッドを喰ってしまったリ−・ヴァン・クリーフの黒ずくめの賞金稼ぎの渋さがたまらない『夕陽のガンマン』、そして本作『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』。
(ちなみに『続・荒野の用心棒』は全然別の作品。リアルタイムで観ている筈なんだけれども当時としちゃん4才、主人公が棺桶ずるずる引き摺ってた事しか憶えていません)
観るヒトによって、どれを最高作と推すかはヒト各々だろうけれども、僕個人としてはこの作品『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』がいちばん。
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2005年10月25日
松竹110周年祭
松竹は創業110周年を記念して、11月19日より約1ヶ月間シネスイッチ銀座にて、『松竹110周年祭〜日本の美がここにある』と題して、厳選された松竹作品41本を順次公開する。
詳細は公式HPをご覧下さい。
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2005年10月24日
『カフェ・ブリュ』 by ザ・スタイル・カウンシル(CAFÈ BLEU by THE STYLE COUNCIL)
とっちらかったアルバム。
オリジナル・アルバム発表時の1984年にもそう思ったけれども今、あらためて久しぶりに聴き直しても、その感は拭えない。
但し、発表当時はその印象は決してプラスの評価ではなかったが、現在ではとっちらかっているが上に面白えというのが僕個人の感想となっている。
それは、この20年間の間で音楽の聴かれ方がかなり様変わりしたからではないだろうか?
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2005年10月19日
『ブリット』をNHK-BS2で観る
期待していたものと全然違った。
主演スティーヴ・マックィーン。共演にロバート・ヴォーン(『荒野の七人』や『タワーリング・インフェルノ』でも共演)とジャクリーン・ビセットっとあるんで、痛快な刑事アクションものだと思っていたら、アメリカン・ニューシネマの影を引き摺ったシリアスな渋い映画でした。
まぁ、僕がそんな独り合点をするのも無理はない、というのは、この作品、映画としての評価よりも先にその音楽からの高い評価から先に接していたからなのだ。
担当はラロ・シフリン。個人的なリアルタイムの時系列で言うと、最初に幼児小児期にTV『スパイ大作戦』、少年期に『燃えよドラゴン』と皮膚感覚で彼の音楽に馴染んでいるうちに、クロスオーバー(今で言うフュージョンの先駆け)ミュージックの立て役者という評価を経て、しばらくその存在を忘れていたら、クラブミュージックのレア・グルーブ熱の高まりで再評価されたと言う方(あ、これはあくまでも個人的な音楽体験の中での話、御本人はずっと最前線で活躍されております、『ダーティー・ハリー』とか『悪魔の棲む家』とか『おかしなおかしな石器人』とか)。
『ブリット』という作品は、そのレア・グルーヴ再評価の渦中で触れたのであります。
えっと、ジャケット観れますか? えっ、だめ。だめですか。じゃあ、現行CDのジャケットで代用しましょう。
これです。
オリジナルLPはこのマックィーンの別カットを原色のシルクスクリーン?処理してあの時代ならではのポップ感に溢れていたんですけれどもね、...えっ? なにLP大丈夫。はい、今お話ししていたのがジャケットがこちら。
LPオリジナル・ジャケット復刻版CDです。
このイメージもこの映画の先入観を本来のテイストと異なったものにねじ曲げる要因ではなかったかと思いますが如何でしょう。で、音楽そのものも今で言うクールなアシッド・ジャズ。フルートの醒めた音色を活かした抑制の利いたグルーヴが、「ク〜ッたまらん(C 中山康樹)」。
興味あるヒトは聴いてみてちょ。本稿は、ラロ・シフリンを語るべきものぢゃあないんだから。
ここまではあくまでも落語でいうところのまくら、羽織脱いで、本論に突入しましょう。
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2005年09月27日
『ブラック・アンド・ホワイト』by ストラングラーズ(BLACK AND WHITE by THE STRANGLERS) black side
本作品が発表されたのは1978年だった。
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2005年09月26日
『ブラック・アンド・ホワイト』by ストラングラーズ(BLACK AND WHITE by THE STRANGLERS) white side
1978年、本作品が発表される。
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2005年09月18日
追悼ロバート・ワイズ監督:ミュージカルは空撮から始まる
ロバート・ワイズ・監督のふたつの代表作にして、かつミュージカル作品である『ウエスト・サイド物語』と『サウンド・オブ・ミュージック』は、そのいずれもが序曲を奏でながら上空からの俯瞰撮影で幕を開ける。
残念ながら、いずれの作品も映画館での上映体験はしていないので、スクリーンに映った際のスケール感や映像美は想像するしかない(あ、でもその昔、大学の大教室で観た『ウエスト・サイド物語』のは、結構大きかったかも?)。
各々のミュージカル楽曲のいわゆる美味しいところ取りをした序曲を聴きながら、延々と移し出されるタイトルバックは、ある意味で冗長だし、時代がかっていて鼻白む事は否定出来ない。けれども、それは家庭用ホームシアターで映画を観ようという、後の世の我々だから言える事であって、リアルタイムでこの2作品を体験したら、どの様な感慨を持つのだろうか?
と、いうところから筆を起こしていきたい。
cf.俯瞰撮影に関しては、こちらで、適切かつ簡単な説明がありました。参照願います。
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2005年09月06日
『戦略大作戦』の<吹替版>と<字幕版>を立続けに観る
偶然に偶然が重なって、テレビ東京で<吹替版>、CS・スーパーチャンネルで<字幕版>、その双方の『戦略大作戦』を日を置かずに観る事となってしまった。
世間一般で言うカルト映画であるとか、個人的な意味でのカルトであるとかいうんぢゃあない。
そもそもの始まりというか、この映画を知るきっかけとなったのが『新映画宝庫 vol.2 ミリタリーヒーローズ 力瘤映画戦場編』というムック。僕のネタ本のひとつでもあります。このムックでは、カラーグラビアで映画の一シーンをディオラマで再現しているというチカラの入れ様だったから、自ずと興味が湧いていたのであります。
まぁ、そんなこんなな状況の元で、偶々、ひまぁ〜な昼下がりに地上波でまったり観れる条件が整ってしまったので、観る事にしたという訳。
放送終了後に件(=くだん)のムックを手にとって確認してみると、あぁ、やっぱり。この本で指摘されている見どころ(それは、世間一般的な見どころぢゃあ、勿論なくて、編集氏の片寄ったヴィジョン?)が、かなりカットされている模様。こりゃいずれノーカット版を観なけれりゃああきまへんな、と思ってたところに、またまたひまぁ〜な時間にCSで観れると解ったのでこれ幸いっ。
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2005年09月04日
『アウト・オブ・ザ・クール』 by ギル・エヴァンス (OUT OF THE COOL by THE GIL EVANS ORCHESTRA ) 後篇
僕に音楽業界の仕事の手ほどきを教えてくれた師匠筋にあたるある方から、ご自身のこんなエピソードをかつて聴いた事がある。
アレンジの勉強をしていた頃のこと。その最終課題がギル・エヴァンス(Gil Evans)の編曲からの採譜だった。何日聴いても、何回挑戦してみても解らないところがある。譜面の提出期限はとっくにすぎていて、教授を拝み倒して締切を延ばしてもらったものの、やっぱり解らない。
明日の朝いちがホントの締切で、もうこれ以上延ばす事なんか出来やしない、あぁ、俺には音楽の才能なんかないんだ。やめたやめた。もう知らんもんね、酒呑んで寝ちゃうんだもんね。いざとなったら田舎帰って、親父に泣きついて実家の仕事やらしてもらやあいいんだもん(この時点で相当べろべろらしいです:たい註)。あぁ、さんざ呑んだ呑んだ。風呂はいって寝ちまえ寝ちまえ〜。
って、ざぶんと湯船に飛び込んだ瞬間、これまで皆目検討がつかなかった謎が、瞬時に解けてしまったそうです。
彼曰く、それは数千ピースもあるジグソー・パズルを目の前にして途方にくれていたら、ある瞬間、手元にあるたったひとつのピースがヒントになって全てのパーツが瞬く間に組み上げられて行ったかのようだ、と。偉そうに語りやがりました。
眉唾でしょ? ミュージシャン特有の大法螺。これがアルキメデスなら、「eureka!(=我発見せり)」って叫んで真っ裸でシチリアの街に飛び出して行くところです。
でもね、このヨタ話(←って決めつけてますけど)の話の肝は、ネタがギル・エヴァンス(Gil Evans)だってこと。彼の音楽には、そんな事を信じさせる音楽のマジックがあるんです。
そうですよね? Y田M美さん!
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2005年08月29日
『アウト・オブ・ザ・クール』 by ギル・エヴァンス (OUT OF THE COOL by THE GIL EVANS ORCHESTRA ) 前篇
今月はふふふ、エヴァンス(Evans)。
エヴァンスならばビル(Bill)という声もおありでしょうが、今回はギル(Gil)の方。いずれそのうち、ビル(Bill)も登場する機会があるでしょう。勿論、ビル(Bill)といったら、ピアニストの方。ギル(Gil)つながりで言えばサックス・プレイヤーの方なんだろうけれどもねぇ〜。
ところで、今回の主人公ギル・エヴァンス(Gil Evans)ってどの程度の知名度があるんでしょうか? 勿論ジャズ・ファンは知って入るだろうけれども。例えば、このブログでよくお世話になっているウィキペディアでは、ビル(Bill)はいるけれども、ギル(Gil)はいません[ちなみにビル(Bill)はここにいます]。
なので、非常におおざっぱな説明をまずはここでしましょう。
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2005年08月21日
『妖怪百物語』と『妖怪大戦争』をCSで観る
日本映画専門チャンネルで”「妖怪大戦争」公開記念!元祖・大映「妖怪三部作」一挙放送!”と題して、『妖怪百物語』『妖怪大戦争』『東海道お化け道中』が放映されている。そのうちの二本、『妖怪百物語』と『妖怪大戦争』を観る(『東海道お化け道中』は、なんかタイミングあわなくて観れなさそう?)。
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2005年08月19日
マニフェスト出揃う
夕方のニュースで国民新党以外の政党のマニフェスト/公約が出揃ったというので、各政党のhpにアクセス、それぞれのhp上でどの様に掲載されているか、調べてみました。
尚、
●今回の調査した結果は、08.19.(fri.)21:00現在のものです。
●各政党のマニフェスト/公約の内容に踏み込んだものではありません。あくまでネット上で、どのように公表されているか、というそのシステムを問うものです。
●調査した私個人の能力の限界もあり得ます。調査結果の内容や調査方法に疑義がある場合、もしくは事実誤認などありましたら、お手数ですがご指摘願います。
●ちなみに、Microsoft Internet Explorer 5.2 for Macで調査しました。
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